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2004年08月07日(土) 『福岡ロッテホークス』なんて嫌だ

今日ダイエーホークスはオリックスブルーウェーブに勝って、後半戦初の5連勝となった。
2位の西武も勝ったためゲーム差4,5は変わらないままだが、これでプレイオフマジックがまた一つ減った格好になった。

ところが、ホークスが好調になると、なぜか売却の話が出てくる。
昨年もそうだった。
いったいダイエーの主力3行は何を考えているのだろう。
昨年のホークス優勝の時は、優勝セールの効果を目の当たりにし、球団経営に対してある程度の評価をしていた。
ところが、自分の足下が危なくなると、さっそく「球団売却要請」である。
まあ、売却が避けられない現状であるなら、それも仕方がない。
が、それならそれでシーズン終了後にそういう話を出してほしいものだ。
この時期にこういう話を出すなんて、無粋以外の何ものでもない。

しかも、今回はロッテとの合併というおまけまで付いてきた。
ロッテとの合併、このことは近鉄とオリックスの合併話が出た時から、一部の週刊誌等では囁かれていた。
その後、西武堤オーナーの「もう一つの合併がある」という発言から、『ダイエー+ロッテ』が大っぴらに報じられることになる。
しかし、ダイエー側はこれを完全否定。
それを受け、ダイエーを除いた組み合わせを模索することになる。
が、選手会やファンの1リーグ制反対にあい、問題は暗礁に乗り上げたかに見えた。

ところが、今回主力3行の『ホークス売却要請』のおかげで、合併が俄然真実みを帯びてきた。
ダイエー本社は相変わらず否定の姿勢を貫いているが、速報などで『ロッテ、合併申し入れ』『ダイエー、球団売却確実』『福岡ロッテホークスに』などという記事が出るに至って、本社側の姿勢が虚勢以外の何ものでもないような気がしてきた。

しかし、ぼくは『福岡ロッテホークス』なんて反対である。
ライオンズ所沢移転のあとだったが、「ロッテ球団を福岡に」という声が上がったことがある。
たしか稲尾和久氏がロッテの監督を依頼された時に、この条件を出したことが口金になったと思うが。
だが、その時は実現しなかった。
おそらく、ロッテ側に「誰があんな採算のとれない場所に行くか」という思いがあったに違いない。
その後、ホークスが福岡に来て、今やパリーグ一の観客動員数を誇る球団にまで成長した。
これはすべてダイエーとファンの努力の結果である。
今更どの顔を下げて、ロッテはやってくるというのだろう。
その理由の一つである「福岡が韓国に近いから」だが、そんなことは大昔からわかっていたことじゃないか。
では、何で十数年前に来なかったのか。
要は、今なら採算がとれると踏んだからだ。
そう、他人のふんどしで相撲を取ろうという腹である。
こんなところにホークスを買い取ってほしくない。


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