昨日よりは調子がいいが、まだまだである。 立っている時はそれほど不自由ではないが、座るとか寝るとかすると鼻が詰まったりする。 そのため休憩が休憩にならない。 また、自分ではちゃんとやっているつもりなのに、どこか抜けているところもある。
昼間、トイレに行った。 熱っぽい時のトイレというのは、やはり熱っぽいものである。 前立腺が刺激されているのだろうか、出が悪い。 しかも、自分ではしっかり立っているつもりなのだが、なぜか放出先が揺らいでいる。 と若干の支障はあったものの、無事終了。 ところが、肝心なことを忘れていた。 売場に帰ってみると、部署の女の子がニヤニヤしている。 ぼくが怪訝な顔をすると、その子が言った。 「しんたさん、前」 「え?」 ぼくは彼女の視線上を見た。 『あっちゃー』 チャックが開いている。 トイレを出てから、15分程度の時間を経過している。 その間、2人のお客さんをした。 確実に見られているだろう。 ちなみに今日のパンツは、紺と赤のチェックのトランクスだった。
そういえば、ズボンのチャックのことを、昔は『社会の窓』と言っていたが、最近はどう言うのだろう? 相変わらず『社会の窓』と言うのだろうか。 それとも、もっと気の利いた呼び方の変わっているのだろうか。 まあ、今は、昔みたいに「あっ、社会の窓が開いてる」とは言わずに、「あっ、変態がいる」と言うだろう。 そのため、その部分の名前は特にないのかもしれない。
ところで、昨日は寝ている時に、かなり汗をかいた。 そのため、下着を3枚ほど替えた。 その3枚目のパンツが、紺と赤のチェックだったわけだ。 また、普段はあまり寝返りを打たないのだが、昨日は何度も寝返りを打った。 そのために布団の足の部分がめくれ上がった。 しばらくすると、足にかいた汗が冷たくなっていき、悪寒と合わさって痛みに変わった。 ぼくは痛風になったことはないが、もしなったとしたら、きっとこういう痛さを味わうのだろう、とその時思った。 なるほど風が吹いても痛いというのがよくわかる。 あまりの痛さに気分が悪くなった。 健康診断で、ぼくは尿酸の数値が高いと言われたことがある。 尿酸値が高いと痛風になるそうであるが、こういう痛さならなりたくはない。 ちょっとビールの量を落とそう。
さて、あと2日会社に出れば、いよいよ休みである。 前にも話したが、17日ぶりの休みとなる。 今のところ予定はないが、出来たら近くの温泉(歩いて15分のところにある天然温泉)に行こうと思っている。 また、久しぶりの休みだから、寝て過ごすのも悪くないとも思っている。 とにかくあと2日間で、この風邪だけは治しておこう。
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