海の日か。 さすがに今日は、海水浴に行く人もいなかっただろう。 昼間はかなり涼しかった。 昨夜ほとんど寝てなかったのだが、この涼しさのおかげで、なんとか昼間に寝ることが出来た。 普通この時期の昼間はかなり暑いので、クーラーをつけてないぼくの部屋では寝ることが出来ない。 これも時折降る雨のおかげである。
さて、子供たちはいよいよ夏休みである。 ぼくは小学生の頃、夏休みにひとつの楽しみがあった。 それはテレビで『夏休みお子様劇場』などと銘打って、マンガや子供向けのドラマの再放送をやってくれたことである。 こういうのは今でもやっているが、ビデオのなかった昔は、こういう番組は貴重であった。 マンガの『風のふじ丸』や『宇宙少年ソラン』、ドラマの『チャコちゃんハーイ』などは、この企画のおかげで、リアルタイムに見れなかったところのチェックが出来た。 ほかにも、『小川宏シュー』や『アフタヌーンショー』、『ライオン奥様劇場』など、普段は見ることの出来ない番組が見れるのがうれしかった。 登校日は、これらの番組をやっている時間帯にかかるので、ダッシュで家に帰ったものである。 中学になると、こういう番組に加え、『肝っ玉母さん』や『ありがとう』、高校の頃は『時間ですよ』などのドラマも見ていた。 ビデオのなかった時代のささやかな楽しみが、そこにはあった。
それはそうと、子供たちは今日からが夏休みなんだろうか。 それとも、今日は単に祭日による休みで、明日からが夏休みなんだろうか。 そのへんがよくわからない。 なぜ、こんなどうでもいいことを考えるのかというと、それは夏休みの宿題にかかわりがある。 夏休みの宿題は、今日から始まるのか、それとも明日から始まるのか、という問題である。 変にそのへんが気になっている。 今日から夏休みなら別にいい。 夏休みが一日多い分、宿題というリスクを負えばいいのだから。 しかし、明日から夏休みだとすると、それは腹立たしいことである。 宿題がないから、妙に浮かれて、ただ意味もなくデパートやスーパーなどに行って、店内で大声を出しながら鬼ごっこをする小学生が必ずいるのだ。 店内を走り回り、一般のお客さんに迷惑をかけることを屁とも思っていない。 店員が「走るな!」と注意すると、今度は早歩きで鬼ごっこをする。 それに飽きると、今度は店内にあるゲーム機やカード機のところにたむろしている。 こういうガキを見ていると、ほかに遊びを知らないんだろうか、とつい思ってしまう。 テレビばかり見ていたぼくもあまり偉そうには言えないが、テレビを見てない時間帯は野球やパッチン(メンコ)などに興じていたものである。 おかげで真っ黒だった。 最近は日焼けしている子をあまり見かけなくなった。
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