朝起きたら、鼻がいよいよひどくなっていた。 小鼻が真っ赤にただれているのだ。 鼻の中の出来物が、外に飛び火することなんて今までなかった。 耳鳴りがしている。偏頭痛がしている。のども相変わらず痛い。 「これは大変だ。このまま菌が脳に周り、廃人になったらどうしよう」などという思いが頭の中を駆け巡った。 「そうだ!こういう時は抗生物質に限る」と思ったぼくは、いつも抗生物質を常備しているパートさんから薬をもらい、昼食後に一錠飲んだ。
てきめんだった。 普段あまり薬を飲まないので、こういう時はよく効く。 なかなか腫れの引かなかった「ぐりぐり」が、かなり小さくなってきた。 耳鳴りや偏頭痛も治まった。 「よしこれで治る!」と確信したぼくは、もうこのことは気にしないようにした。
それが間違いだった。 ちょっと本を読んでいたぼくに、小さな虫が顔にまとわりついてきた。 「なんか、こいつは」と追い払っていると、親指の爪が、赤くただれている小鼻を引っかいた。 「!」、のた打ち回った。 血の混じった汁が、鼻から垂れてくる。 手が汚かったので、触るわけもいかない。 慌ててトイレに駆け込んで、手を洗い患部を洗った。 しばらく、ティッシュで患部を抑えていたら、血はおさまったようだが、痛みがひどくなってしまった。 仕方ないので、再びトイレに駆け込み、ティッシュを塗らして、しばらく患部を抑えていた。
帰る頃には痛みはかなり引いていたが、また「ぐりぐり」が腫れだした気がする。 家に帰ったからすぐに風呂に入り、患部を洗って薬を塗っておいた。 おかげで今は痛みもなく、日記を書くのに何の支障もきたしていない。 ただですねえ、こういう状態の時に絶対やってはならないことをやってしまったのです。 焼酎を二合ほど飲んでしまいました。 もう鼻なんかどうでもいいや!
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