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2001年08月06日(月) 詩集のサイトに書いてある言葉

もう一つのサイト、「詩集 吹く風」のトップページの最後に『一灯を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うることなかれ。ただ一灯を頼め』という江戸時代の儒者 佐藤一斎の有名な言葉を載せている。
「言志四録」の一つ「言志晩録」の中にある言葉である。
「言志四録」といえば、西郷隆盛が愛読していたことでも知られるが、戦前はけっこう愛読者がいたらしい。
ぼくは20代後半から30代中頃にかけて、この手の本をよく読んでいた。
「論語」「孟子」「菜根譚」「老子」「荘子」「伝習録」「言志四録」「徒然草」「臨済録」「盤珪語録」「呻吟語」「酔古堂剣掃」など数えたらきりがない。
手当たりしだい、かつ中途半端にそれらを読んでいた。
精神的に追い詰められた時期だったので、これらの人生の書を手に取ったわけだが、いつのまにか内容というよりは、言葉の流れのほうが好きになっていた。

いろいろな本を読んだ中で、先の佐藤一斎の言葉と、「臨済録」の『随処作主、立処皆真』という言葉が今でも残っている。
どちらも奥の深い言葉です。
突き詰めればどちらも同じ意味であるが、ぼくはこれらの言葉を解説ではなく、実際に体験したことで深く理解していったので、説明が難しい。
理解するには一種の「悟り」というものが必要になるだろう。
もし、「どういう意味だろう?」と思った方がいたら、ぜひ探求してみて下さい。
きっとプラスになりますよ。


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