頑張る40代!plus

2001年06月11日(月) 公開処刑

日本人は昔から、人を殺めるのを忌み嫌ってきた民族だ。
戦乱時はともかく、平和な時代には死刑すら嫌がる。
例えば、江戸時代に獄門・磔などは年に一度あるかどうかだったらしい。
八百屋お七の死罪を避けようとして、奉行が歳をごまかさせようとした例もある。
とにかく自分の手を汚したくなかったのは確かだろう。
歴代の法務大臣が死刑執行の署名を避けたのも、実は自分の手を汚したくなかったからなのだろう。
「あだ討ち」を国が認めていた背景には、案外自分の手を汚したくないという気持ちがあったのかも知れない。
もしそうであれば、あだ討ちの許可を出すだけ出して、「後は好きにやってください」という感覚だったのだろう。
切腹という処刑法も然り。自分で死なせれば、手を汚さないですむ。

さて、最近死刑反対などを訴えてデモをする光景を、テレビなどで見かけるが、あれは裏を返せば自分が死刑になりたくない、という深層心理の現れだと思っている。
根は真面目で、死刑になるようなことは万に一つもないが、もし何かの拍子で人を殺めることになったら、そしてもしそのことで死刑判決を受けたらどうしよう、という気持ちが心の奥底で働いているのだろう。
さらに憲法第9条に異常に執着するのも、戦争が起こることによって自分が死ぬのが怖いからじゃないのか?
戦争を否定するのなら、戦争映画なんかがヒットするわけはないだろうし、あの湾岸戦争のとき、あんなに視聴率は取れなかっただろう。

何が人道的にだ!
凶悪な殺人を犯した奴は、充分に死の恐怖を味あわせて死刑にすればいい。
果たして彼が罪を犯した時に、人道という言葉はあったんだろうか?


 < 過去  INDEX  未来 >


しろげしんた [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加