明日みりんの卒業式だそうです。 ぼくの高校卒業は昭和51年、ロッキード問題で政界が揺れていた頃でした。 政治にはあまり関心がなかったけど、あの事件の国会での証人喚問は面白かった。 「知らぬ存ぜぬ」を貫く証人と、議長の荒船清十郎のやり取りが面白くて毎日見ていた。 吉本新喜劇でもあのやり取りのパロディをやっていた。 「記憶にございません」や「ピーナツ」などは当時の流行語でもあった。
卒業式で思い出すのは、学校一の名物先生であった担任(超頑固者だった)が、ぼくの名前を呼ぶ時に声を詰まらせたことと、一年のときの担任が肩を叩いて「よく頑張った」と言ってくれたことだ。 三年の担任には毎日遅刻ばかりして迷惑をかけていた。 「こんなに遅刻する奴は学校始まって以来だ」とまで言われたが、ぼくの遅刻は直らなかった。 担任とクラスの生徒全員が職員室前で争論になった時、ぼくが止めたことがある。 そういったことで目にかけていたのか? 一年の時の担任は、自分の受け持ったクラスの唯一の追試受験者だったので印象深かったのだろう。 二年の時もクラスは違っていたものの、家に電話までかけてきて「今年はよく頑張った」と言ってくれた。(別に頑張ったわけではなく、すべてなりゆきだったわけだが) どちらもいい先生だった。
さて、春一番も吹きました。明日からは三月です。そろそろ「月明り」の入口の詩をかえようと思っています。
|