2011年11月05日(土) |
日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカー選出 |
毎年この時期のお約束行事、日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)ですが、12月3日の東京モーターショーでのイヤーカーの発表を前に、最終選考に残った10ベストカーが発表されましたね。
<歴代プリウスの受賞歴> 自動車史に残る名車、初代プリウスは第18回(1997-1998)日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞! 二代目プリウスは惜しくも第24回(2003-2004)の10ベストカー止り(この年のイヤーカーはスバル・レガシイ) 三代目プリウスは2009-2010のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞!
さて、気になる2011-2012年度の10ベストカーは下記の通り。
トヨタ プリウスα
日産 リーフ
本田技研工業 フィット シャトル
マツダ デミオ スカイアクティブ
ダイハツ イース
フォルクスワーゲン パサート(セダン/ヴァリアント)
メルセデス・ベンツ Cクラス(セダン/ステーションワゴン)
BMW 1シリーズ
プジョー 508
ボルボ S60/V60
エコカー勢揃い!といった顔ぶれになっていますね。 ここまでエコカーが揃い踏みした10ベストは過去無かったですね。 時代は確実にエコカーに向かっているわけですね。
10ベストカーのほとんどが何らかの燃費性能・環境性能に貢献する装備を持っています。
リリースされたばかりのメルセデスCクラスにはアイドリングストップ機構が付いてるし、BMW1シリーズやパサートにはさらにブレーキ回生システムも装備されています。 輸入車も当たり前のようにエコカーの時代に突入したわけですね。
スポーツカーの10ベスト入りが無いのが残念だけど、来年はトヨタ FT-86に期待しましょう。
さて、今年のカー・オブ・ザ・イヤーの行方が気になるところですが、接戦の末に特別賞がいくつか設けられそうな気配は容易に感じますね(^^)
予想としては・・・プリウスの派生車であるプリウスαに、と思うひいき目はあるけど、本家プリウスが2009-2010のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞しているので、ここは遠慮しておくとして、残るはフィット シャトル、リーフ、デミオ、イースの争いでしょうか。
リーフは一足先に海の向こうのニューヨークで2011ワールドカーオブザイヤー(WCOTY)を受賞しているので、また給電インフラや航続距離などの諸問題ありということで、今後に期待する意味で特別枠のMost Advanced Technology賞かな。
ハイブリッド無しでフィットハイブリッドと並ぶ燃費性能を叩き出したデミオ スカイアクティブと第3のエコカー、イースのどちらかがイヤーカーになりそうな気がしますね。
コンパクトで機動性良く、エントリーモデルで70万円台という求め易い価格設定でダイハツが満を持して市場投入したダイハツ イースは世界のどのメーカーも作れない、日本の軽自動車作りの(圧倒的な)技術力の高さを感じますね。
1980年から始まる日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)の歴史の中で、今まで1度も軽自動車がイヤーカーに選ばれたことがないことから、新たな時代の幕開を象徴する意味でも是非ともイースに日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞してもらいたいですね。
ちなみに10年前(2001-2002)の日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベストは下記の通り。
ホンダ フィット 日産 スカイライン トヨタ エスティマ・ハイブリット 日産 プリメーラ 三菱 ekワゴン 三菱 ランサーエボリューション VII ダイハツ MAX トヨタ ソアラ 本田 ステップワゴン 日産 シーマ
10年前のイヤーカーはフィットでしたね。 これに弾みをつけたフィットは2002年に33年間売り上げ台数1位の座を守り続けたトヨタカローラファミリーを抜いて売り上げ台数1位を獲得して各メディアで話題になりましたね。
プリウスがカローラになる日が来る・・・どこかで聞いた話だけど、すでに実現の範囲内だし、フルラインナップターボ(1980年代の三菱)ならぬ、フルラインナップハイブリッドを目指す時代になったわけですね。
|