2008年12月06日(土) |
インテリア・・・ハンドル、シフト |
プリウスのインテリアを簡単にリポートしますね。 まずはハンドルから。
あれ、ハンドルが微妙に真ん丸じゅないですね〜・・・
そう!プリウスはラウムに続いて、ユニバーサルデザインコンセプトに基づくインターフェースを採るインパネまわりを採用しています。
ラウムも使い勝手の良い車ですよね。何回かラウムに試乗したけど、スライドドアの使い易さ、助手席の多彩な機能、本当に広々な後席などとても良く出来た車だと思いました。
そのユニバーサルデザインコンセプトの具体化としての特徴的な装備はやっぱりこの楕円形のステアリングホイールですね。
普通ハンドルってまん丸だけど、プリウスのハンドルはご覧のように楕円になっています。
ほんのちょっとだけハンドルが楕円形状になっただけで、乗り降りが楽というか、邪魔にならないような気がしますね。
そう言えば30セルシオの時は、キーOFF連動でステアリングのオートチルトアウェイ&リターン機能が働いて、乗り降りし易さは格別でしたね。
<ユニバーサルデザインって?>
ノースカロライナ州立大学のユニバーサルデザインセンター所長であったロナルド・メイス氏(1941-1998)が1985年に正式にペーパーで提唱した、バリアフリー概念の発展形。 「できるだけ多くの人が利用可能であるようなデザインにすること」が基本コンセプト・・・つまり「使い手を選ばず、誰にでも使い易く」ってことですね。
ハンドルにはこんな感じでスイッチがたくさん並んでいます。
各スイッチの機能割り当てになります。
エアコンの温度調整、オーディオ、ラジオ、TV、DVDなどの操作、瞬間燃費情報、平均燃費情報、エンジン・モーターの稼動状況、ナビの音声認識操作システム(音声認識コマンド)、ガラスのくもり取り、電話の発信・着信などがハンドルで操作できます。
このハンドル、かなり便利ですね。 手を遠くまで伸ばすことなくハンドルで色々な機能を操作できるのは運転に集中するという意味で大事なことだし、ブラインドタッチで操作できるようにそれぞれのスイッチ形状が工夫されているのも嬉しいですね。
たくさんのスイッチが並ぶハンドル、私的にはシトロエンのセンターフィックス・ステアリングのようにステアリングリムだけ回転して、中央部分(スイッチ部分やエアバッグユニット)は固定されていたほうが良いような気もしますね。
理由はエアバッグ展開時の形状を最適化できる、ハンドル回転操作時のホーン操作が固定位置なら迷わず速やかに行える、各種スイッチ操作も固定位置なら迷わず操作可能などのメリットがあるように思いますね。
あのシトロエンのセンターフィックス・ステアリング、試乗で使ってみたけど、最初は違和感あるけど、なかなか操作し易く、慣れると使い易そうな気がしました。
次はシフトノブです。
エレクトロシフトマチックというこのシフトノブは今までの車のオートマのガチャガチャっとやるシフトとは違い、指先の軽い力で操作できる文字通り電気的なスイッチになります。
どこへシフトしてもホームポジション(真ん中の○)に戻る仕組みになっているので、最初は戸惑ったけど、慣れてくるととても使い易いシフトですね。
シフトも指先の軽い力で操作できるし、パーキングポジションもシフトの上にあるPスイッチを押すと車輪が固定される・・・っとなると、車を駐車する際の足踏み式パーキングブレーキの操作も一連の操作系の雰囲気に合わせて電気的なプッシュスイッチ方式にして欲しかったなぁ〜っと思ったりしますね。
そうそう、プリウスって前席間は一応ウォークスルーなんですよ。 エレクトロシフトマチックのお陰で運転席〜助手席の間にあるのは収納能力のあるコンソールのみになります。
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