Lacrimosa 日々思いを綴る
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2014年09月13日(土) はじめてのこっせつ

今日も通常業務。サスペンションの部品を打ち込むためにハンマーを振るう。


カーン!



カーン!




ドグチァ



ぐはぁっ!指!親指!親指叩いちまった!

慌てて軍手を脱ぐと…

爪の位置が何だかヘン。
徐々に腫れる指。
爪のすぐ下の皮がズル剥けて、出番待ちの爪が皮膚の下からコンニチハ♪
おおおぉぉぉ血ぃぃぃ!血が止まらねぇぇぇ!

この仕事で怖いのは破傷風だが、業務は続けねばならない。傷口にマキロンをぶっかけてティッシュをかぶせてマスキングテープで固定して続行。
指はますます腫れ、曲がらない。ちょいちょいティッシュを交換しながらどうにか作業終了。

家に帰ると嫁がおののく。「当番医に診せろ」と強く推奨するので夕飯を済ませて向かう。この時は「まぁ診てもらっても化膿止めと痛み止めをもらうくらいだろうなぁ」と高を括っていたのだが…

問診票に記入し、レントゲン撮影。しばらく待たされようやく呼ばれる。

「いやー骨折してますねー」







なぬ!?




…おぉぅ、確かに折れてる…いや折れてるというより割れている…
外傷を伴っているので「開放性骨折」の扱いになるとか言ってるし。
「形成外科の当番がいる病院に行って」と紹介状を渡された。

んでもって次の病院へ。
救急入口から入るなんて初めてだな。
ベッドに座ってしばし待機。カーテン越しに聞こえる隣の会話は糖尿病持ちの男性が膵炎を発症した、といった内容。
血圧を測ってもらっていると若い医師が近づいて来て

「ご家族の方は来られますか?」

…は?

「ご家族は連絡したらすぐに来られますか?」

いや何言ってんだこいつ。

「手術する事になると思いますので、ご家族の方に連絡を…」

(;´Д`)エェー!?

仕方ないので嫁に電話。嫁さらにおののく。

再度レントゲン撮影、手術に備え採血。しばらくして形成外科医登場。手順の説明を受け開始。

指の付け根にキシロカイン注射。「痛いですよ」と言っていたがマジ痛い。しかし耐えられない痛みではない。
処置の様子は目視していないが、内容は

・ズル剥けた皮膚を戻しフライングで登場した爪を隠す
・爪の下の血腫を抜くため爪に穴を開ける
・ちょっと爪がグラグラするので2針ほど縫い付ける
・包帯で固定して完了

処置の最中にクシャミをしたら「大丈夫ですか?」と聞かれた。いやただのクシャミじゃねぇか。
最初に説明に来た若造は入院がどうのとか言っていたが、結局は指先をちょこちょこいじっただけで終わった。折れた骨の位置は爪が固定してくれるのでズレたりはしないが、完全にくっつくまで3ヶ月掛かるとか言われた。ぼちぼち根雪も積もる頃だ。むぅ。

そろそろ終わる頃かなーと思っているところに嫁到着。処置完了後に医師より説明を受けていた。

休み明けに再度診療及び費用の精算。メチャ混むので受付開始前に並んだ方がいいとの事。

嫁の実家に預けていた息子を迎えに行く。23時を回っていたが興奮して全然寝なかったようだ。


不惑にして人生初の骨折。利き手ではなかったのは幸いだが親指が使えないのは実に不便。顔を洗うのも不便。しかし車の運転は出来る。


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