Lacrimosa 日々思いを綴る
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2012年06月11日(月) 刑の存在意義

「人を殺せば死刑になる」などという理不尽な言い分で命を奪われた被害者と遺族の無念は計り知れない。
今回の事件と同様の動機による殺傷事件はこれまでも何件かあったようだが、逮捕された犯人が実際に死刑になったという話は聞かない。
このようなケースを「間接自殺」と呼ぶらしいが、法務大臣の職務放棄により死刑執行が滞っている現在の状況では自殺にならない。それどころか生存という点については外にいる時よりも保証されている。
こういう時、死刑廃止論者は「死刑という制度があるからこのような事件が起こる」などと言うのだろうか。
仮に最高刑が死刑ではなく終身刑であったとして、今回のような事件は起こり得なかっただろうか。

答えは「ノー」だろう。

言い方は悪いが敢えて言おう、奴らはカスであると。この国が前科者に対していささか冷たすぎるというのは認めるが、自己反省ではなく自己憐憫の感情ばかりを増長させ社会や一般市民に対して逆恨みの感情を抱くような奴は救いようが無い。
近年、死刑囚が逆転無罪判決を受けるケースが相次ぐが今回はわけが違う。弁護側(たぶん国選弁護人になる)は「心神耗弱云々」と言って(それくらいしか言いようが無さそうだが)寛大な判決を求めるだろうが、死刑判決が出るのは明らかだ。

死刑廃止論者の声などただの騒音。今後速やかな刑の執行を望む。


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