今ある大切なものを失ってまでも 手に入れたいものがそこにあった 僕の手に届く はっきりと僕の目に見えるもの それをつかむために僕は手をのばしたんだ それを僕は「しあわせ」と呼んだ
「しあわせ」は目に見えるものじゃなかった 僕に見えたものは君だったんだ 君が僕の「しあわせ」だった 君を大切にしたいと思った それが僕の「しあわせ」だったから
いつの日か僕は君に溺れてしまった そして見失うんだ 僕は大切な君の中にいるのに
僕の手の中にはなんにもなくなった なんにもない 僕は何を大切にすればいいのだろう 僕は今まで何を大切にしてきたのだろう なんにもない なんにもない
そして僕は目に見えるものばかりを追うんだ 君という「しあわせ」に気づけず
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