行人徒然

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お久しぶりの宮沢りえ
2005年05月18日(水)

先週は支店お手伝いで映画を見に行けなかった…だからというわけじゃないけど、今日は有楽町まで足を伸ばしてみた。なんの事はない。有楽町までこないと見た買った映画が上映されてないと言うだけの事。

阿修羅場の瞳。

別に主演がどうとかいうことには興味がなかったんだけど、劇団★新感線(だっけ?)が好演していたらしいと聞いて、何となく興味を持ったのだ。宮沢りえ、久し振りに見たなーと。

花魁がだらしなさ過ぎて怒ってしまったとか、主役の侍は粋に見せようとしてるんだろうなとか、いろいろつっこみどころはあるけど、なかなか面白い映画だったと思う。
そして思った事。
やっぱり舞台の方が面白いかもよ、この話。
たぶん映画用に若干アレンジされてると思うんだけど、舞台用のストーリーって、舞台で栄えるように作ってあるんだよね、当たり前だけど。それを映画でリアルを追求しながらとっても、どこかしらに不自然さが残ってしまうと思う。
逆にいえば、ありえなさそうな立ち位置なんかが舞台の上手と下手に設定されて、分断された空間を接続して見せているからこそ、歪んだ位置関係が正しく見えるんだ、舞台ってのは。
それを映画でやろうとすると、ゆがんでる部分を矯正するから不自然になる。だって、歪んで正常に見えてるんだから、矯正したら歪んで見えて当たり前。
なんて難しい事を考えていたんだけど……
ストーリーの割に、阿修羅が弱かったような・・・・気のせいか?




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