行人徒然

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いる必要はあったかな?
2004年01月13日(火)

 今日は親父が手術をする日。別に付き添いもいらないだろうと思っていたら、金曜日の夜に来てくれと言われたので行く事にする。ちなみにこの連絡は土曜日に所長宛メールでしておいて、許可をもらっておいたのだが、朝一番に電話をして確認もしておいた。もちろん有給です。
 手術は9時からだそうで、麻酔などの準備のために8時くらいから親父は準備をするらしい。母さんは7時前にはその手伝いと言う事で家を出ていったが、あたしは危機感なんか抱いてないのでのんびり2度寝です。
 んで、午後近くに家を出て、銀行に振込みに行って、それからガンセンターへ。13時ごろにつくと、そこには千葉・幸手・横浜の伯母さんが来てました。鎌倉の伯母さんは風邪ひいてるので『よろしく』の言葉だけ、横浜に預けてました。
 なんでこんなに伯母さんたちが…?しかも、母親の姉妹なので父親とは義理でしかないはずなんだが…この辺が人情厚い沖縄の血なんだろうか。なんで来たのかを問いかけるまでもなく、勝手に話し始めるのも彼女たちの常。母親が姉である千葉に付き添いを頼んだところ、千葉から幸手、神奈川と連絡がいったようだ。ちなみに父親の両親は風邪でダウンです。
 何かいる意味なさそうだなーと言ったら、そんな事はないと非難の嵐。母さんだけでも頑張らないといけないのに、更に伯母さん3人も相手にしたら太刀打ちできません。
 15時頃。看護婦さんがやってきて、ようやく切るところが見つかったという連絡。それまでずっと場所を探していたらしい。理由は腸壁に脂肪がついていたので、マーキングが陰になって見えなかったから・…痩せようと思わず我が身を思ってしまった。
 幸手の伯母さんは、いわゆる新興宗教の信者なのだが、手術が長引いているのでその教組に祈りを捧げようと言い出したのだ。別にいいけど…それを言い出したのは18時前。祈ればすぐに手術は終わるはずだという言葉に、ビミョーに薄ら寒くなる自分。まぁ、父親の無事を祈ってくれているには変わらないので、大人しくそれに従う事に。ただし、祈る神は違うけどな。
 そして祈った甲斐があったのか?本当に15分後に手術が終ってしまった。偶然なのかなんなのか知らんが、取りあえず無事に終ってよかったと一安心。
 そのあと、親父殿は念の為と言う事でICUに入り、その準備で何故かパニックになる母親をなだめたり・…なんで事前に入るって説明受けてんのにパニクるんだろう?…伯母さんたちの相手をしたりで、微妙に自分も忙しい。最後に切った患部を見せてもらいながら説明を受けてたんだけど、大腸という部位が悪かったのか、微妙にアンモニアくさい。そして思った事。
「・・・・・・焼肉食いたいな。モツでもいいや」
 なんか、似てるんですよ。牛とか豚とかのモツとそっくり。違うのは脂肪が一杯ついてるって事・・・親父、太り過ぎですな。やっぱり、哺乳類の内臓は同じなんだな。あ、鳥とも似てるって事は、恒温動物の内臓は同じようなつくりって事か?それとも、脊椎動物だから同じなのか?わかんないけど、よく似てるって事だ。
 んで、説明が終ってから10分位してみきくんが仕事を終えてやってきて、少ししたら親父殿が目を覚ましたと連絡が入り、更に30分位してから中に入って顔を見る事になった。
 手術の終った親父は・・・飲み過ぎて、居間で転寝してたところを起こしたような感じ。顔もむくんでるしねぇ。あちこちついているコードが、妙に重病人っぽいだけ。
 親父の顔を見てから戻ってくると、叔母さん達は帰る準備をしていた。ICUだったら付き添いで泊まる事はできないし、みんな帰る事になったので、一緒に揃って帰る事に。叔母さんたちを門まで送って、自分達は駐車場へ。昼間からほとんど物を食べてなかったので、食事をしていこうと言う事になった。
 こう言うときに自分の母親はスゴイなぁと思うんだけど、ちゃんと軽食やお茶を用意して病院に来るんだ。普通はいろいろパニクっちゃって何もできないだろうに、ご飯やお茶の事は気が回るんだ。これは見習いたいと思う。
 とりあえず、一応ビッグイベント(?)は終ったので、今度は食事です。帰る道すがらにあるというパスタやさんでお手軽コースを食べ、3人で約8,000円也。みきくんが3,000円出して、母さんに2,000円もらおうと思ってたけど、何故か残りは全額自分で払ってしまいました。あれ〜?こんなところで格好つけてどうするよ、自分。
 なんて思いつつ、母さんは今日大変だったから仕方ないなと思いましたさ。
 食事を始めたらいきなり鼻血が出たり、連絡を忘れていた父方の祖母に(母さんの代わりに)連絡したり、食事の最中も、自分はいろいろ忙しかったけどな(笑)。




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