行人徒然

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ごめん。名倉くん
2002年03月15日(金)

 さっき、名倉くん日記を読んだですよ。それでですね。

 電波書いてる時って、自分であんまり読み返してないし(普段もそうだけど)、言葉をぜんぜん選ばないんだよね。

 あれは冗談でもないし、本音でもないし、事実でも偽りでもないのだ。

 といったところで、冷静で理論的な君にはきっとわからないだろう。頭の中に何か別の司令塔のような感情があって、それが命令するままに書いている・・・と言うのが正しい状態なのかもしれない。
 電波文を書いている時は、自分が自分ではない状態にある。だから、電波な自分を自覚しているとそれは『他人事』のように楽しい。
 
 さっき、名倉君を傷つけたと思われる日記を読み返してきた。確かにあれはすごいよ。自分でちょっと感激した。電波を通り越して、病になってる。うん、昔ああいう文書いてたね、自分。
 病な自分を思い出し、なんだか違う意味で頭がぐらぐらしてしまった。まだ治ってないのかな?とか、再発したのかな?とか、実は最初っから治療なんてしてなかったのかな?とか、これは全部夢だったりして、とか、とにかく自分も嫌な気分になってしまった。

 病な自分と言うのは、きわめて現実と空想・・・いや、妄想かな?とにかく、実態がどこにあるのかわからない状態。その時はきわめて冷静に、理論的に、万物の理にのっとって、自分の行動や感情を正しく動かしていると『思っている』。でも、そこから醒めればやっぱりそれは『狂人の理』でしかないわけだ。

 まぁ、そんな事を今更いってみたところで、傷ついてしまった名倉くんを癒す事はできないわけで。
 在り来りの陳腐な、でもそれ以外には思いつかない言葉を心をこめて言うしか方法がない。
 こんな事を書いてしまうあたり、やっぱりまだあたしは病なのか電波なのか、どちらかだろう。

 でも。

 ごめんね。



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