行人徒然

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電波な日記で
2002年03月10日(日)

 さっき今日はもう書かないといったくせに、こうしてキーを叩く。電波な日記は思った以上に精神を弛緩させた。あまり目が痛まない。そして、電波な文は言葉を選ばない。



 名倉くんと会う。更正を入れてもらうはずだった原稿を忘れて悔しがっていたら、苦笑された。苦笑したいのは自分だったけど、苦笑できたはずはない。悔しがって唇を尖らしているかもしれない。何しろ寝たのは6時過ぎで、それは単に自分のせいだと思うんだけど、他人のプライベートには触れない主義と言う事にしたいから言わない。結局睡眠時間は3時間未満で、さぞ気分の悪い寝覚めになると思ったのにすっきり起きた自分が不思議で、朝日はちっともまぶしくない。
 朝日と言えば、始発を待つ駅のホームから薄明るくなる空を眺めていたら、去年の正月を思い出す。今年は仕事優先と言って、もう何年も一緒だった初日の出を断られて、家族や親戚からもどうしたのって言われた正月。でも、去年は一緒にいたし、こういう書き方するときっとあいつ怒るんだろうな。でも、表現の自由ですって言ったらどんな顔するんだろう。とにかく夜中に会って、5時ごろから立ってる海辺はとても寒くて、名倉くんは子供のように波打ち際で遊んでいる。6時近くになってようやく明けてくる空の色は紺と青と群青と、それから海の色と空の色と、宇宙の色とどこか遠くにある不思議な色。端が黄色くなって太陽が姿を現す時、いつもかかっている雲は小金に輝いて、なんだ結局今年も雲で見えなかった瞬間だなとか、いろいろ話しながら江ノ島に行く。見ていたホームの上の空はそういう色で、来年は一緒にいれるのだろうかとか考えてまた笑う。まるで恋人同士だとよく言われるけど、恋人だったらこんなに一緒にいない。一緒にいてマンネリで飽きちゃうかもしれない。あいつは一緒にいて飽きないし、マンネリになりそうになると馴れ合いが原因で喧嘩するからたぶん平気。
 店員の態度が悪いって怒っているのを聞いていると、言い方って大切だと思うし、でもそう言う事言う人じゃないような気もするとか、もしかしてこっちの言い方も悪かったのかなとか、考えてるうちに馬鹿な話しに切り替わってて、こっちも馬鹿な話で一生懸命笑う。馬鹿な話をしている時は楽しいし、笑って他に何も考えなくてすむからいい。何より現実を見ないですむし、夢物語の中では何をしても構わないから、願望だって乗っけてかなえてとりあえず満足したりできる。なのにあいつはクソコックの話ばかりだ。少しイライラする。めんどくさいから、そのコックがいかに『かわいい』のかお前の力量で納得させろと言ったら、妙に嬉しそうに笑うからばかばかしい。そのくせ原作で比較したら本当に言われたとおりに華奢な作りでそこそこ整っていたから悔しいけど認めてやる。緑マリモのほうがずっとかわいいのに。水掛け論になるから、黙っておく。別に同人誌読みたいわけじゃないし。
 食事のあとに言った同人誌売ってる店で、受コックの話を買うあいつは妙に幸せそうに笑ってて、またイライラする。コックの話をするより、畑の番をしてるあの人形と、海洋生物がいかに愛し合ってるかを話したほうがずっと楽しいのに、今のあいつにはそれが届かない。コックは攻だって言っても笑うだけ。結局いつもカップリングは意見が合わない。自分がリバOKになって許容するしかない。家に帰って電話したら、化粧落とすよりも先に受コックで、あいつ何考えてんだ、化粧落とせよ。そういや自分も昨日メイク落としで顔拭いただけだから人のこと言えないか。いやいや、とにかく受コックだからむかつくんだ。
 借りたDC。眠いのにチャンネル5をプレイ。一番最初のステージもクリアできない間抜けっぷりに、4回やりなおしてまだクリアできない。才能ないのかなとか、押してんのに反応しないなとか、各ゲーより難しい。昨日は中Pでないリュウとかキックの出が遅いダンとかリュウで頑張ってたのに、今日は駄目なんだ。
 だから、もう寝る。




 目が痛くなってきた。やめる。



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