行人徒然

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狂った牛に狂った人
2001年10月18日(木)

 巷で騒いでるね、狂牛病。でも、ちょっと大袈裟過ぎないかな?って思うのはあたしだけなのだろうか。それとも、こんな事を大騒ぎするほど日本と言う国が暇で安全な場所なのか、人々をあおって喜んでいる人が影にいるのか、あたしが無知過ぎるのかのどれかだろう。

 ヨーロッパ圏で180万頭の狂牛病の牛。その原因となっているらしいプリオンと言うタンパク質。そして、その狂牛病になった家畜獣を食べることでプリオンを体内に入れてしまい、クロイッツェル・ヤコブ病にかかってしまったと思われる人は100弱。発病率、一万八千分の一。
 これははっきり言うと、出産で死んでしまう妊婦さんの比率よりも低い。新生児に先天的な異常が出る平均確率よりも低い。有名なダウン症にいたっては1千分の一だったような気がするし、知恵遅れとかもそれくらいだったような気がする。
 でも、そういうこと恐れて子供うまない人って、あまりいないでしょ?
 一万八千分の一ってさ、街を歩いていて交通事故に遭う確率、日常生活上で一般人が凶悪な犯罪に遭う(巻き込まれる含め)確率、突然死する確率。そういう確率よりもずっと低い。でも、そういうの恐れて地下シェルターで生活する人っていうの見ないでしょ?

 んじゃ、なんで狂牛病は大騒ぎするんでしょう?

 昔から日本にも狂牛病はあったと考えられている。「ヘタリ」「コシヌケ」「フラツキ」などと呼ばれる症状がそれらしいが、そういう牛が出たって大騒ぎするのはそれを飼っていた飼主くらいなもんだった。

 もう一度考えてみなきゃ。

 確かに酪農家に大被害を与える狂牛病はマズイ。でも、それってどれくらい一般の人にマズイ影響が出るの?食べたらいけないって所を指示してくれてんのに、それ以外の牛肉、牛乳を否定することって、どれだけの意味があるの?
 大体さ。牛に牛の骨(砕いて粉にしてるけど)を食わせてるってことは「共食い」だよね。向うが文句言わないからってそういうことさせてればどういうことになるか。実は十年以上前に危機を促す論文がすでに学会で発表されていた事実をみんな知っているのだろうか。

 で。

 それでもまだ、牛肉や牛乳を拒否する人。
 あたしが馬鹿のかなぁ。
 それとも、一人っきりで、自給自足ができる地下核シェルターにでも篭って生活する?もちろん、子供も生まないでね。
 男性なら、成功商事に移される性病にかかる確率百分の一以上(女性もだよ!)なんだから、もちろんキヨラカにね(笑)



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