行人徒然

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チャリ壊れた
2001年08月28日(火)

 昨日の話なんだけど、チャリが壊れた。
 チェーンカバーが落っこちるのだ。

 あたしのチャリ、もう十年以上載ってる古い奴。当時まだ一般に普及してなかったカマキリタイプのハンドル。当時はそう言う呼び名も普及してなくて、「珍しいハンドル」とか言ってたけど、あたしはすぐにあのカマキリの攻撃スタイルを彷彿とさせながら「カマチャリ」と呼んだ。28インチというタイヤもまだメジャーじゃなかった。銀色の車体もマイナーな感じだった。
 でも、太陽にギラギラ輝いていたあの自転車。一目惚れだったよ。予算オーバーと渋る母親の財布を、無理やり開かせて、意気揚揚と乗って家に帰ったっけ。
 あれからパンクも何度もしたし、チェーンも何度も外れた。片スタンドだから、自転車置き場でよく倒された。

 パンク修理、チェーンかけなおし。前輪ブレーキ交換、前輪タイヤ&チューブ交換、スタンド交換、サドル交換。籠とベルも交換したし、ペダルも交換したね。
 全部、あたしが自分でやったよね。
 あたしができなかった後輪のチューブ交換とタイヤ交換、緩んだチェーンを締めなおすこと。これだけは自転車やさんで修理してもらったけど。

 チェーンカバー。もうがたがたで多分直らない。売ってる所、見たことない。でも、カバーだよ?それ以外はまだ十分メンテしてあるんだし、まだまだいっしょに走れるはず。
 ガムテープでぐるぐる巻いてなんとか固定してるカバー。土曜日に家具センターめぐってお前の体の一部を探してこよう。見つからなければ、ペンチで形を整えればなんとかなるかもしれない。
 そうそう。その時に変形したお前の籠と、壊れて鳴らなくなったベルの代わりも探して来ようね。
 まだまだいっしょに走ってもらうよ。もうチェーンもだいぶ錆びて、ブレーキもギイギイ言うこともあるけど。
 あたし同様、お釈迦になるにはまだ早いだろ?



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