行人徒然

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いつものセオリー
2001年07月09日(月)

 昨日名倉くんと電話した。
 言うつもりでない言葉が出てきて、何で日記書いたのかわかんなくなった。でも、心が軽くなった。
 朝早くからお仕事なのにごめんね。
 毎回同じ事言ってるよね、あたし達。
 進歩がない相方でごめんね。



 風邪ひいてる。
 発熱→喉の腫れ→扁桃炎→咳→気管支炎
 いつも通りの発展系です。このあとは
 気管支炎→鼻水→咳→発熱→快癒
 となります。
 ただいま鼻水と咳を併発中。微熱もあります。でも、まだ気管支炎も治ってない。今回はなんかいやな感じ。



 セオリーとは関係ない話をちょっと。

 昨日、名倉くんにスキャナ買うの付き合ってもらったんだけど、もうひとつ付き合ってもらったところがある。本屋さん。
 祖母が大正琴をやるんだけど、その楽譜を買いにいったのだ。
 が、本屋さんにはなかった・・・・
 地元の楽器やさんにあったよ。ビバ、山野楽器!!
 氷川きよしの歌が弾きたいなんて言ってたけど、実際問題として難しいからいらないんだって。代わりに、文部省唱歌とか、童謡がたくさん入っている楽譜の本を買いました。
 今まで持っていた楽譜は、譜面のしたに歌詞が入ってないので歌えない(=弾けない)ので、つまらなかったらしい。唯一、荒城の月だけが、一番の歌詞を覚えていたので弾ける曲だったとか。
 だから、今回買ってあげた本はとても気に入ってもらえたようだ。

 山の鎮守の神様の、今日は楽しいお祭り日・・・
 兎追いし彼の山。小鮒釣りし彼の川・・・
 今は山中、今は浜。今は鉄橋渡るぞと・・・

 祖父と二人で、一曲一曲いとおしむ様にページをめくって歌ってた。各務もいっしょに歌った。二人とも幸せそうに歌ってたし、各務もいい時間を過ごせた。
 楽譜を渡したとき家族は他にいなかったんだけど、祖母はそうとう嬉しかったらしい。他の家族が返ってくるごとにわざわざ床の間(現在老人室)から居間にきて、
「ちょっときいてな。あてぎさんがね、こんな本を買ってきてくれたんよ」
 と、少し強い沖縄訛のある(沖縄出身なので)あの独特の喋り方で何度も話してた。そこまで喜んでもらえると、あたしも嬉しいよ。
 譜集のタイトルも「大正琴・なつかしのあの歌この歌」だったので、まさにぴったりだったみたい。あたしでも懐かしい歌ばっかりだったよ。小さいころ、子守唄に何度も歌ってもらった歌ばっかり。
 朝も三人でいっしょに一曲歌ってきた。祖母の大正琴伴奏付。今夏なんだけど、お構いなし。

 春のうららの隅田川
 上り下りの旅人が
 櫂の滴も花と散る
 眺めを何に喩うべき


 こう言う時間を過ごすのも、とても大切なこと。
 自分は愛されてるんだなって認識できる、贅沢な時間。



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