行人徒然

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衝動買い
2001年02月07日(水)

 ストレス発散でショッピングに行って、衝動買いをしまくる・・・って言うのは女性特有の行動の一つだと思う。それで靴とか服とかカバンとか、化粧品とか、そう言う身を飾るものを買いまくって女の人は綺麗になったり個性的になったりするんじゃないかな。そう言う事を繰り返して『自分に似合わないもの・似合うもの』って言うのを知っていくんだと思う。
 でも、自分の場合は少し違うんだなって思った。

 本屋さんに行っちゃうのだ。

 本屋って場所は、あたしにとって落ち着くところだ。読みたい本を片っ端から立ち読みしていけば、半日は軽く潰せるだろう。それも一部だけ読んで。

 週刊誌は女性向も男性向けも時々だけど成人向けも読む。オヤジ向けだって読む。オババ向けはあまり興味ない。漫画、ファッション誌、情報誌。そのほかいろいろ。
 ほとんど読めないくせに外国語でかかれた雑誌も見る。読むんじゃなくて、隅々まで『見る』。
 料理の本、手作り雑貨の本、最近は化粧の本も読む。もちろん手作りの化粧品の本も見る。冬なので編物の本も見る。
 話題のコーナーや新書コーナーものぞく。日本は再販しにくい制度になったから、ほしい本はその場で買わないと二度とお目にかかれない事もある。
 歴史、文化、建築、電気(配列とか、技師とか)、化学、パソコン関連。ざっと目を通すだけでも一つの棚の前に30分は立つだろう。小説、漫画、絵本コーナーとフルコースで行ったりしようものなら4時間たってもまだ本屋の中だ。

 そして・・・財布が許す限りの本を買ってしまう。生活費がどうだとか、今月は赤字だわ〜と、のび太くんのママのようなため息をついていたこととか、そう言う事は綺麗に忘れ去っている。
 専門誌は高い。文芸誌も高い。最近の雑誌はカラーが多くてこれも高い。漫画や小説も、昔に比べて値段が上がってきた。

 店を出るとき。
「あ〜、やっちまったよ。やべぇなぁ・・・」
 なんて思ってるけど、心が晴れ晴れしてるのでそれでいい気になってしまう。読まなきゃいけない本がたくさんあって、一冊読み終わっても次が待っている状態って言うのはこの上もなく幸せなものだと思っている。
『あ〜、この本読み終わっちゃったけど、次何読めばいいかなぁ・・・』
なんて、そんな事考えなくていいんだから。

 こうやって毎月二万円近く衝動買いしてるから、部屋の中は本だらけ。しかも衝動買いしてるくせに、その内容はネタの資料だったりするのでなまじ捨てられない。
 そのうち天井が抜けて、一回に本棚ごと落っこちちゃうんだろうな・・・





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