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昨年は、1年のうちに、南は沖縄、北は北海道に旅していろいろ思うことがあり、書きたかったが、描く方を常として1日の大半を過ごしていると、描く頭から書く頭に切り換えるのが結構大変な作業ですぐ出来ない。あった出来事を忘れないようにするには、一枚の画像があれば脳内にその前後が爽やかに蘇って、これは、他人はどうだか分からないが、時間は関係ない。 何か書き出す時には、それに関連した画像(写真)があれば、そこから文章が書き出せる。去年はこの作業が出来なかった。今年はもう少し書くようにしたいと思っている。時折、ここを訪れて読んで下さっている奇特な人のためにもそうしたい、というのが年頭の思いです。
旧暦を常に頭に置き、暮らしていることもあり、新暦の現在の正月は正月として過ごしているけれど、気候や草花、花鳥風月などは旧暦を持って始めて得心がいく。
これとは別に、ローマ帝国の軍事学者ウェゲティウスの言葉がその元となったと言われている格言は、今の日本にとって本当に必要な言葉だ。ラテン語。
Si vis pa·cem, pa·ra bel·lum. 「シ・ヴィス・パケム・パラ•ベルム」 「平和を望むなら、戦いに備えよ」
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2013年07月03日(水) |
世界ウィグル会議と支那と幇間 |
今沖縄にいる。 数日前にラビア・カーディル女史(ノーベル平和賞候補。ウイグルの人権問題解決のため戦っているウィグルの母とも呼ばれている人)が沖縄で公演し、次のウィグル化は沖縄だ気をつけなさいと切々と訴えたようだ。 北は北海道、南は沖縄まで縦断講演を行って最終の地がこの最も危険性の高い沖縄での公演だったようだ。 カーデルさんは、洗濯屋から初めて不動産業で大当たりして、なんと中国で七指に入る大富豪になった。当然中国当局のいう通りにしていれば他のウィグル人が難にあっても一族郎党安泰は保証されていた。 ところが同じ民族のウィグル人が次々と殺されていく、反抗すればテロリストの汚名を着せられ世界に喧伝される。カーデルさんはウィグル人たちを保護し続けた。これが当局人殺し集団中国共産党の逆鱗に触れた。目を付けられた。 全財産没収の上、一家は次々逮捕され、旦那さんを手始めに牢獄に入れられ、続いてカーデルさんが捕まり、六年間獄中にいた。出所後旦那さんは一足早く亡命しアメリカに逃げた。カーデルさんも六年の言われなき罪での服役を終えた後、アメリカのワシントンに亡命し、そこを拠点に「フリーウイグル(ウィグルに自由を)」を掲げて戦っている。最近ではウィグル人を拉致し殺し続けるだけでは気が済まなくなって、大人しくしているウィグル人の文化的風習である頭の上にちょこっとかぶる帽子まで禁止すると言い出した。 ここまでくると完全な民族抹殺殲滅を実行しようとしているようにも思える。そこで日本にいるウィグル人を中心に運動体が結成されたのが数年前である。日本人もこれに呼応して、チャンネル桜など真の報道組織が取り上げ報道し、協力を始めた。この一環で日本全国で先のフォーラムが開かれた。
ところが悲しいことに、日本人特有の健忘症で、カーデルさんを後ろから足蹴にするようなことをやっている人物が、このフォーラムの中心になっているのに気がつかない。その人物が下の写真の二枚の中にいる。日教組の親玉にぴったり張り付いている。この写真はわずか三年前の小沢訪中団400名に及ぶ朝貢団である。 温(家宝) 「胡」(訂正 7/04 胡錦涛)と小沢が仲良く並んで写っている写真では、よく見ると分かるが、最後尾で拍手もせずあっち向いているのがいるが、これは断ることが出来ず訪中団に参加したがお前には同意しないぞという意思の現れかと思われる人もいるのである。
ところで、件の人物はミイラのすぐ後ろ、胡錦涛の右斜め後ろにいる。確信犯である。件の人物は最前列の胡錦涛に慈愛の眼差しを後列から向けている。当然写真が出来て胡が見れば、この視線の主に注目するだろうことを予測してのことだろう。この人物は去年十二月には民団(在日本大韓民国民団)の餅つきに招待され仲良く餅つきをして、在日特権援護を暗に片棒担ぎをしている。
そして片端から拉致、若い女は同ウィグル人から遠く引き離し、同じ民族同士で結婚させないようにしているその人殺し集団中国共産党に媚を売り、民団(在日本大韓民国民団)に顔を出している人物がこのウィグルのフォーラムの中心人物だと知ったら、現在も捕われて獄中にいる息子さんを持つカーデルさんはどんな顔をするだろう。
この人物は大阪フォーラム講演会後の懇親会でも、一人一人に挨拶をして回っていたが、たん譚と家人は目を合わせなかった。こういうことを平気でする人物だと知っていたからだ。相手は瞬間的に察したことだろう。
確かに人間は不完全で神ではないのだから、失敗や勉強不足はあるだろう。 それなら会の始めとかホームページで「当時の私は事情がわからず未熟でした、今となってはそのすべてとはいきませんが学習し分かりました。その反省として、これからはウィグル支援のために尽力します」とかなんとか宣言すれば、たん譚はそれまでも否定はしない。むしろよいことだと思う。ところがそういう話をしたということを今のところ寡聞にして存じあげない。 多分思想とか歴史観とかそういうものより人に気に入られ、よいしょすることのためだったら矛盾しようが何しようが恬として恥ないのだろう。これは、幇間(ほうかん、たいこもち)の性根である。
訪中団のリストには名前は漢字で書かれているためにちょっと見ただけではわからない。選挙運動や議員時代には名前はひらがな表記している。分かってやっているとしたら抜け目のない狡猾な奴である。
→2007年の今日のたん譚
2013年05月18日(土) |
西村眞悟さんを擁護する。 |
維新の西村眞悟さんが、「韓国の」と名指しで売春婦が日本にうじゃうじゃいると言って、これ幸いと偽善者共の餌食になった。本人は撤回したが、あやまらんでもいいのだ。
どさくさに紛れて海に勝手に線を引き、竹島を不法占拠し、日本時代を無かったことにし、有りもしない「従軍」慰安婦を強制したと嘘をつき、日本に住む韓国人は強制的に連れてこられたとこれまた大嘘をつき、最近ではニューヨークに性奴隷の被害者の慰安婦像を設置に及んだ。 テキサス親父というシーシェパードの天敵、日本でも人気者の親父も韓国には最初米国の同盟国と言うことで、遠慮していたがその実体がまったくでたらめな国だと知って以来、ユーチューブでも辛辣に批判している。
以下は、かってとある日、車中で、展転社のTさんと西村さんと同乗した時に、韓国人キーセン(売春婦)が話題になって帰ってから調べてみたら驚くべし、現代の調査、それも韓国の国家行政機関・女性家族部は、海外で売春に従事する韓国人女性の数が、日本に5万人、米国には3万人いると推算されると発表していた。この海外流出の主な原因は、2004年に韓国で売春特別法が施行されたことが背景にあると指摘。警察が集中取り締まりを行ったことにより、行く所を失った一部の売春婦たちが韓国を離れて米国や日本、オーストラリアなどに進出したためと分析している。自国の事で恥だから推定は多分少なく見積もっているはずだから、実体は「うじゃうじゃ」日本にいることは間違ってはいないだろう。 原爆を日本も持ってはどうかと言うことを議論しても良いではないかと十数年前に言って叩かれた、何年か前から中国は沖縄を取りに来ると言って、いまその兆候がある。西村さんは先見の明のある政治家で、他の政治家は遠く及ばない。日本のことを語るのにも縄文から語る人である。 言葉のどぎつさに耐えられない凡民、育ちの良い似非良民もどきはこの政治家の言葉に真摯に耳を傾けよ。 お上品な語り口であほをいう政治家と、一見汚い言葉で言ってるように見えて、内容は真っ当な事を言っている政治家を見誤るな。
在特会があまりな横暴に腹を立てて過激な言葉によるデモをしているのも分かるのである。過激なやくざや常道を逸した気違いには、目にものを見せて気概を示さないと、綺麗事では治まらない。 それこそが「戦後レジウム」からの脱却なのである。
→2011年の今日のたん譚
展覧会前で書き込む時間が取れないので、アメリカ国民もTPPの実態を知ってびっくりの告発映像をどうぞ。茶番ではあったが東京裁判中の日本側に付いた米国弁護士を思い出した。
→2002年の今日のたん譚
制作の合間に、ちょっと運動不足なので哲学の道を銀閣寺まで散歩した。野良猫に遠くから餌をやりに来る人が何人もいて、見ていて中々良い光景だ。多分野生の猫の寿命は飼い猫より遙かに短い。世代交代が早く、あれだけいた三毛猫がいなくなって、今はシャム猫に薄く三毛が入ったような,なかなかええ感じの猫が二匹、幅をきかせていた。餌をやっている風景を見ていると、通りすがりの観光客が気まぐれで餌を与えているわけではない事が、猫用の餌を与えているところから分かる。 桜の木々のつぼみは小さくまだ固いが、春の気配は木をざわつかせている風からも感じ取ることが出来る。銀閣寺までの道をゆるゆる歩いていると、ばっと派手な、スキー場に置いたら似合いそうな場違いの恰好した二人とすれ違った。朝鮮語を喋っていた。その後すれ違う人の着ている服を観察しながら歩いた。意外にも日本人はとても地味だった。主に黒、焦げ茶、灰色などの外套着、ダウンジャケットなどで、原色を付けている人はいなかった。
着物を着た若い娘二人がいたので、最近増え始めた和服姿に気をよくして見ていたら、これも韓国人だった。どこかで着せて貰って観光しているのだろう。白人系は、ラフな恰好の人が多く、観光客だと一目で分かる。ニ三年前は、フランス語を喋っている人が多かった。
住んでいる界隈で、公的機関を除いて祝日に日の丸を揚げているのは、うちと、哲学の道途中にある、日本家屋に住んでいる弁護士の家一軒だけであった。ところが、道途中に西に入る袋小路に三軒ほど小さな長屋が並んでいる、その内の一軒が日の丸を揚げていた。これは嬉しかった。
あ、覚醒したなという思いがした。日の丸を個人の家、商店やタクシーで揚げる人は間違いなく、気がついた人だと思う。安倍さんの言う戦後レジウム。パラダイムの何とかとか、ややこしいこと言わず価値基準の転換、元に戻す。
それにしてもこの界隈、この十年で民家で新しく国旗を揚げた人は一軒だけだ。ちょっと寂しいなぁ。東京を中心としたデモは国旗はためくのが当たり前の景色になっているが、マスコミは殆ど放映しない。
1985年からの十年位の間、外国を歩いている時、一番、目だったのはカナダ人だった。背負ったリュックザックには、大きな国旗のシンボル、サトウカエデ(名物メープルシロップが取れる)をあしらったワッペンが貼られていた。アメリカ人は個人旅行をする連中は目を付けられているから、そう言うことはしないし、見たことがなかった。にもかかわらず危険地域ではないフランススペイン国境の鉄道駅でさへ、取調室に連れて行かれたり足止めされる光景をよく目にした。 日本人と言えば、一時過激派がテロで無差別に人を殺したが、歴史を通しての日本人をヨーロッパ人は理解しているので、大抵はパスポートの色と顔を見るだけで、パスポートを開くことなく通してくれた。 一時、カナダ人のまねして、リュックザックに日の丸を貼り付けた時期があったが、どこにいっても盗人の標的になることが解りやめた。
銀閣寺まで歩いて、有名ラーメン屋ますたにの近くにその子供が開いているラーメン屋に行ってみようと思い,行ったら店の名前が変わっていて、白川という店になっていた。聞けばますたにで長いこと勤めていた人が独立して後を受け継ぎやっていた、ますたに(通称 まずたに)が潰れた後引き継いだようだった。 ここは東京のますたにと銀閣寺ますたにの間の味で中々行ける。 東京の店(直接関係はないらしい)も一回だけ西村眞悟さんに教えて貰って行った。東京人向けで、塩味が少しきつく感じたが、背脂がこってりしていて美味い。普通の日だったが店内満員で少し並んでいた。
ここの所 安倍内閣の参与になった「TPP反対」「救国のレジリエンス(しなやかな国土強靱化)」などを主張して覇気がある京大大学院教授の藤井聡さんから、何年もこのラーメン屋の近くに住んでいたのに、その存在を知らないと聞いて教えて差し上げた。縁とは不思議な物で、隣に何があっても縁がなければ自分の世界には無いに等しいということがよく分かる。人間界は不思議や。 家族で行ったらしいが元祖が休みで、どうも息子のやっているまずたにのほうに行ったらしい。感想は聞いていない。
学校に来ていたヌードモデルのおねーさんから聞いて行ったのが最初でもう四十年前になる。ぎょうざもからあげも焼きめしもなく、ラーメン一筋。 たいしたもんだ。
朝一番、三毛猫は日本猫らしく、手をちょこんと挙げ福を招いていた。酒、八海山に屠蘇散を入れ、お屠蘇を造る。これで新年を祝った。
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家人がノロウィルスに罹ったので、大掃除は中掃除になり、やる予定の事共が大幅に狂ったが、年越しの蕎麦は予定通り打った。なんでもそうだが、しばらくやらないと腕は確実に落ちる。深夜十二時近く、障子を開け放つと少なくとも三つくらいの音色の違った寺の除夜の鐘が交互にあるいは重なって聞こえてくる。百八つ×3、三百は聞こえてくる勘定になる。シャンペンを開けて鯛の子を煮て花を咲かせた奴を肴に、今年一年を振り返った。
今年は年末に選挙があり、尊敬する年上の友人西村眞悟さん、三宅博さんも無事当選し衆議院議員となった。夏、日本橋三越にて個展の折り、西村さんには本当にお世話になった。おかげでいろいろな世界の個性的な人々にご高覧頂いた。改めて感謝します。掃除最中に元海上保安官の一色さんから電話があり来年一杯家でやろうと言う話になった。
年数回しか出番のない、よく磨かれたバカラのドンペリニョンシャンペングラスにシャンペンを入れ見ていると、グラスの底から螺旋にうねりながら立ち上がる無限とも思える小さな泡はまるで人間のようだ、鐘の音もやがて消え、無限に現れては消えると思えた泡もやがては止まる。涅槃寂静。シャンペンは大晦日によく似合うナ。
外国でやるカウントダウンの浅はかさ、あれはリセットではないか。歴史の連続性など露程も感じられない。やはり大晦日は逝く年来る年、境の日だ。
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日本橋三越の個展に、日本橋に住む着物伝承家の早坂伊織が来てくれた。京都の着物展示会で知り合い、その縁で展覧会を見に来てくれた。その早坂伊織(本人会場在)企画の男の着物展示会が京都で今日からあります。
昨日、下準備の段階で博多帯など柄もの数十点見せてもらった。いいもの見るとやっぱり欲しいなーと思ってしまう。ここでいういいものとは値段が高いという意味ではない。意匠が気に入ると言うことだ。越後上布、小千谷縮(おぢやちぢみ)ええなー。
今日から京都で以下の催しがあります。
日時: 2012年9月28日(金)〜9月29日(土) 11:00〜19:00 ※「男のきもの活用ミニセミナー」は、 各日とも13:30〜、16:00〜より。
※作り手の方との交流レクチャー会は、期間中随時行います。
絞り染め、各種着尺、和装小物など、各産地の専門家が製品についての解説やご質問にお答えします(内容は都合により変更になる場合があります)。
会場: 京絞り寺田 TEL: 075-353-0535 〒600-8443 京都市下京区新町通綾小路下る船鉾町391 地図
早坂伊織(敬称略) 1962年広島市生。男性和装ビジネスの総合プロデュースを手がける着物伝承家。「オフィス早坂」代表。 少年期に着物の着心地のよさとデザインに魅了されて着物を愛用し、現在は生活の全てを着物で過ごす。コンピュータメーカーのSE(システムエンジニア)を経て、着物ビジネスの拡大および着物文化の伝承に力を入れるべく独立。長年にわたる着物生活の経験を生かし、着物に関する執筆・講演、商品プロデュースなどを幅広く行なう。 日本初の男性和装ホームページ「男のきもの大全」主宰(1997年開設)。 「日本きもの学会」副会長。
著書『男、はじめて和服を着る』(光文社新書) 『ビジュアル版 男のきもの大全』(草思社)
東京日本橋三越の展覧会を終へ、その後溜っていた読書途中の本の山を片づけ、次の展覧会の下準備、作品小冊子の制作、親しい人達との集い、来月再来月の旅の準備。ようやく我に返ったらもう展覧会が終わってひと月近くたっていた。 猫額亭(猫の額のごとく狭い家の庭の事)にて昼下がり、一杯やって微睡む事が出来る季節になり、気が付いてみればもうコオロギが鳴いている。 で、久しぶりに漫画を読んだ。K・よしのりの「脱原発論」。何を書いてあるのか。始めから妄想で始まり、近藤宗平博士が昔から言っている言葉「正しく怖がる」を違う意味に捕らえてその言葉を引用し、そのことごとくが、早い話「怖い、恐ろしい」への正当化意味づけに終始し、長い間の結論であるホルミシス効果を一人の無名人の著作を持って全否定し、もしくは医学界には当たり前に行われている低レベルにおける放射線治療も同様全否定しているに等しい。医学界の事はあまり出てこないが、突っ込み所満載の漫画であった。 自分の体内から出ているカリウム40、三千ベクレルの放射線、他人に与える害についてはどうでっか?自殺してもあきまへんで、骨と灰になっても今後一億年出続け末世。こういう事は一切描かん所が一知半解。
医学と科学をごったにしてホルミシス効果を証明せいと描く。医学の世界は数値だけでは治まらないことをいい年して分からないのだろうか。それだったら針灸の経絡(つぼ)を証明してみよ。漢方の効能を証明してみよ。漫画中では笑い飛ばされている「放射線は人体に影響があるかないかは「線量率」で、考える」と言ったお医者さんは真っ当だ。たぶん新天皇論を描いた中でも,どうやら女性天皇女系天皇を理解していないらしいこと、男児出産の確率論が理解できていないらしい事を暴露してしまった頭で描かれたこの脱原発論も一知半解の本で、高田純博士(札幌医大)はこの本は悪書であると言ったが、たん譚は「駄本」だと思う。漫画しか読まない連中は簡単にだまされる。そのわけは、漫画は描き手が敵だとした人物を下品に表情醜悪に描く。漫画は大体主人公が善で、必ず反対側の悪、悪もどきがいて、それを痛快に蹴倒していく。この描き方習性が身に付いてしまっているので必ずそう言う描き方になる。一辺、全部文章だけで敵だとする学者と論争してみたらよい。あんまり学問をなめたらあかんで。
言いっぱなしで、自分の書いたものに責任をとらないんだったら(新天皇論)生かじり時事漫画家を廃業してお笑い漫画家に戻れ。バランスをとっているように見せて、自分にとって最初から結論ありきの進め方で描いて、よくも何十年も掛かって地道に研究データを積み上げ研究している人々学者に、「データだと?」言えたもんだ。医学は科学ではないのだから、データによる所が絶大である。
この漫画のやっかいなところは、いろいろな放射能関連の本のつまみ食いを手下たちにやらせ、手下を使って描きあげることである。多分次の刺激的挑発的な題名の単行本が出る頃には前作何を書いたかよく覚えていないだろう。流行漫画家の宿命である。それに本音が所々に出る。この漫画家は基本的に「臆病者」である。戦争論の時から時々顔を出す。
この駄本の一つ一つに反論できる知識を持っているが、ここは専門家の反論を楽しみにしてまとうと思う。なんで書かんかと言うと専門家に失礼だし、たん譚はただの絵描きだからである。
2012年07月05日(木) |
GHQは生きている。 |
展覧会が迫って来て本を読む暇もなく、搬入が済むまで読書は諦め、今日チャンネル桜に送ってもらった名古屋APAホテルでの、がんばれ日本愛知県本部主宰の講演会をDVDにした「服部禎男先生講演会 演題 放射能は怖い!のウソ」を制作の合間に素麺を啜りながら見た。
もう何度も同じ内容を読み見てもなを、改めてこのDVDで日本での事の重大さを知った。 なんと、ホルミシスと言う言葉は国レベルで禁止されて使えない、当然そんなものに研究費用は出ない、結果十数年以上前に、日本で世界初の本格的研究が岡山大学中心に始まり、日本の大学、学者が参加、数多くの貴重な研究実験論文が横文字で書かれ、世界中に発表され、世界では周知の事となっているその研究が日本では封殺されていると言うのである。
これを見ていて、つい先頃チャンネル桜の在野議員を呼んで話を聞く番組「日出づる国より」を思いだした。ゲストの西村眞悟さんが紹介していた本「GHQ検閲官 甲斐 弦 著」を読んでみたいと思い購入しようとアマゾン、ネット上の殆どの書店を探した。ない!いや正確には国会図書館、ネット上の古本屋にはわずかだがあるにはあった。そんな昔の本ではない。ところが古本屋では8000(定価1300円位)円する。今現在アマゾンの古本では何と足下見たのか13500円よりとなっていた。図書館を調べたら京都府には宇治の図書館と城陽市の図書館に計二冊あるのみだった。普通世間ではこれを幻の本と言う。だーれにも知られていない本と言っても良い。GHQの手先となって働いた本人が書いた本だから、興味が湧いたが購入は諦め図書館で借りる事にした。
GHQの言論封殺に関しては西尾幹二の焚書図書開封シリーズに詳しいが、それはさておき、現在もホルミシスと言う言葉が使へなくなっているという驚くべき事態は国内にまだ依然として和製GHQが存在すると同じ事だ。
さてICRP(国際放射線防護委員会)を批准していないロシア、中国は今後原発200基建造予定だと言う。批准している日本は年間一ミリシーベルト限度と既に否定されてしまっている学説を基にぴーちく言っている。最近になって、特殊な環境下では10ミリシーベルト/年でもええんとちゃうかと、何を基にしているのか阿呆な事を垂れ流している隙に、害があるどころか、逆に健康に良いと言う事実を知ってか知らずでか共産圏は真逆を行き原発推進している。アメリカも小型と言う条件付きで推進し始めた。 服部博士は、日本はこのまま行くとついにロシアから電気を買うはめに陥る事になる(当然、格安と言う事でコストを考えると作るより買う方が儲かる。アメリカでの家電と同じ)だろうと予言している。こうなると日本の主権を脅かされる事になりかねない。
DVDは何と三時間に及んで知らない人にはとても有益なDVDだと思うが、服部先生のおっしゃった事で事実関係が二ヶ所、思い違いか、データが古い所があった。一つは、スライドで示されたデータ、体内に存在するカリウム40は4000ベクレルではなく、「3000ベクレル」である事(先生のお話にも出て来る、近藤宗平博士の著「人は放射線になぜ弱いか第3版」の99p右真ん中辺り、放射性カリウム)、もう一つは聴講者の質問でトリウム原発の可能性について、服部先生は「適切な容器がない(腐食を防げない)、基本を置いておいてなぜ今頃?」とおっしゃってるが、昨年12月に亡くなられたトリウム原発の制作者古川和男博士は、その問題は既に解決している事を、ユーチューブや著書「原発安全革命」にて、耐腐食容器は日系二世のイノウエ博士がハステロイ-Nという素材を発明しそれを使う事で解決(同書第七章151p左端)していると言われたり書かれたりしている。 トリウム原発は燃料が液体であるためにコントロールが容易、すぐに止められる、熱暴走しない。例へ爆発しても、空気に触れると車のフロントガラスが壊れた時のように、ガラス状結晶体になり空中に飛散しない。燃料がどこにでも格安で手に入れられる。建造にわずかの敷地面積しか必要としない。中に自然生成されるわずかなプルトニウムも炉内で燃えてしまう。など可能性大な原子炉である。
どうなるんやエネルギー、天を仰いでアーメン素麺冷や素麺
→2008年の今日のたん譚
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