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★〜(ゝ_σ) 727日記
by RIE727
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■ うちの庭で起こっている現実
うちの庭には隣家の猫達が遊びに来る。
隣家の子が言うにはたくさん飼っているらしく、あたしが庭で見かけただけでも10匹以上いる。
家の中に入れず出しっ放しの外猫もいるみたいで、ほぼ野良状態の猫もいる。
中にはあたしに懐いている猫がいて、あたしが勝手につけた名前はチャトと嫁ちゃん。
茶トラの大きなオス猫と、キジトラの小さいメス猫。去勢も避妊もされていない夫婦。
夫婦はいつもうちの縁台で仲良くグルーミングし合ったり、寝たり、寄り添いくつろいでた。
その猫達に悲しいことが起きた。
毎晩のように他のオス猫と喧嘩を繰り広げてた2月、お腹が大きくなりかけていた嫁ちゃんを残してチャトがどこかに行ってしまった。
(写真左がチャト・右がチャトもどき)
チャトと同じ茶トラだけど、薄い色の茶トラのオス。チャトと違ってガリガリで、目ヤニもひどく明らかに病気持ちだとわかった。あたしはチャトもどきと呼んでた。これは隣家の放し飼いの猫じゃなく、生粋の野良なのかもしれない。
このチャトもどきが毎日チャトと喧嘩をしてた。嫁ちゃんをめぐってだと思う。
チャトは縄張り争いに負けたのか、事故なのか、病気なのか、わからないけど全く来なくなった。
嫁ちゃんだけは毎日うちの縁台に来てた。チャトを探してたのかも…。
嫁ちゃんのお腹はどんどん大きくなり、ガラス越しでも胎動がわかるほどパンパンになった4月3日以降、庭に来なくなった。「ああ 出産しているんだな」と、察した。隣家がちゃんと家の中に入れてくれてたらいいのになぁと、嫁ちゃんの出産を心配しながら、また来てくれるのを待った。
そして5日ほど経った4月8日、嫁ちゃんが現れた。ぺったんこのお腹で。「産んで一息つけたんだな」と、また来るようになった嫁ちゃんにひとまず安心した。
でも、チャトは行方知れずのままで、嫁ちゃんは心細いだろうなと思ってた。 いつも他の猫がちょっかい出して来るとチャトがしっかり守ってたから。
あたしは、どんな子達が産まれたのか、どんな環境で産んだのか、いろいろ想像してた。チャトと同じ茶トラの子猫もいるかなとか、歩き回るようになった子達の世話で嫁ちゃんは大変だろうなとか。
しばらくは嫁ちゃんだけが縁台に来てた。でも、来てもすぐに帰ってしまう。赤ちゃんのお世話で忙しいんだろうなと思ってた。
そして5月26日、嫁ちゃんがとうとう子供を連れて来た!
真っ黒な子猫だった。もう走り回るようになってて、とても可愛い黒猫。調べたら、茶トラとキジトラからは黒猫が生まれるらしい。そして黒系の子猫ならそれは必ずオスなんだと。男の子なんだね、チビちゃん。
しかし、1匹しかいないってのはおかしい。
あんな大きなお腹で1匹ってことは無い。
捨てられちゃったか、誰かにあげちゃったのか、死産だったのか、それとも他のオス猫に殺されたのか…。だとしたらたぶん、あのチャトもどきにやられたんだと思った。
嫌な予感がしてて、不安だった。チャトもどきがまたうちの周りをウロウロしてたから。嫁ちゃんは小柄で、チーソゥの半分くらいしかない。 子猫を狙う大きいオス猫に勝てるのか…と。 嫁ちゃんの子供が1匹しかいないのは、もしかしたらもうすでに守り切れずチャトもどきに殺されてしまっていたのかもしれない。
オス猫は、他の猫の子供を殺すもの。
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06月08日(水)
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