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窓のそと(Diary by 久野那美)
by 久野那美
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■忘年会?お疲れ会?お祝い会?
行ってきました。
CTT大阪第11回試演会参加者お疲れ会。

ふわふわのギターさんからは、作演出(出演)の大石英二さんと音響オペの出井さん。モットーなかよくの田中浩之さん、道の階の私と片桐慎和子さん、そして、事務局員の山添さんの6名でした。

山添さんは、前回お会いした時は事務局員ではなく、CTTのお客様でした。なんと、3団体の公演を2日ともご覧になり、公演に感動して??そのまま事務局員になられたのです。こんなひとは見たことがありません。
そのことにこんどは私たちが感動して、お疲れ会のゲストとしてお招きしました。なので、3団体のお疲れ会+山添さんの事務局員就任祝いの会でした。

思った以上に豪華な会でした。

忘年会?のようなものといえば、多少なりとも同じ系統の仲間が集まるものと思いますが、恐ろしく「グループ感のない」(大石さん談)6人でした。なので、みんな話すことが違います。たとえばこんな感じです。

久野 「大石さんって、キーワードいろいろありますね。「赤ちゃん」好きなんですか?」(大石さんの舞台には小道具に赤ちゃんの人形がでてきます。ほぼレギュラー格です。)

大石 「赤ちゃん。好きなんです。「赤」って色ですよ。なのに「ちゃん」つけたら人間になるんですよ。すごくないですか?」
※大石さんは、ものすご〜く、おっとりした、シャイな感じの、でも、大きな目で相手をじっと見て、ぬるっとした感じでがんがん話します。

山添 「あおくんとおきいろちゃんって絵本が僕大好きだったんです。」
※山添さんはおだやかではきはきした口調で楽しそうに話します。

片桐 「私も大好きです。」

久野 「どんな話ですか?」

片桐 「どんな話かは覚えてないんです。」

山添  「あお君ときいろちゃんがいて、混ざったところが緑になるんです。で、どちらからも仲間に入れてもらえないという・・・」

出井 「村上春樹の、青がなくなる話、知ってますか?」

出井「世界から、青がなくなるんです。青って何なのか、どうしてなくなるのか、とか何も説明されないんです。」

山添 「村上春樹好きですけど、僕、短編はあまり読んでなくて・・」

久野 「私は長いのより短編のほうが好きです。長いのは最後まで気持ちが持たなくて・・・」

出井「ノルウェーの森の短い版てありますよね。」

大石 「蛍。」

久野 「蛍?納屋?あれ?」

大石 「蛍・納屋を焼く、です。」

久野 「あ。知ってます。」

出井 「短編、いいですよね。パン屋再襲撃とか・・」

久野「びんぼうなおばさんの話。とか、あと、芝生刈る話・・・」

田中 「芝生の話、いいですよね〜。あれがいちばんいいです。」
※田中さんはハスキーでやわらかい声で、空気をふわっと切り分けるようにゆっくり、話します。

久野 「田中さんて、どんな本を読まれるんですか?」

田中 「****、とか、****とか(私が知らないので覚えられなかったのです。こんど大石さんに聞いて埋めます。大石さんは博学です。***の部分に大石さんは驚いていました。驚くような本だったのでしょう。)、スティーブンキングも好きですね。」

久野 「スティーブンキングがとった映画ありますよね。ホテルの・・」

田中 「シャイニング。」

久野 「私、あれ、キューブリックのと両方見たんですけど、キューブリックのほうがいいというのが理解できないんです。キューブリック版だと、原作の意味がわからなくなりませんか?」

田中 「キングの好きなひとは、あっちは評価してないと思いますよ。」

久野 「ほんとに?シャイニングといえばキューブリックってみんないうので、そういう人に初めてお会いしてうれしいです。」

田中 「お父さんと息子の関係とか、キューブリック版ででわからないですよね。」

久野 「あの。原稿を持ち出すところがいいのに。」

田中 「そう。」


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12月13日(火)
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