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窓のそと(Diary by 久野那美)
by 久野那美
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■他者」について考えてみました。
作品を批評する時に「他者」という言葉をよく聞くけど…。意味がよくわからない。
私の創る物語の中に「他者」はいない。
「他者のようなもの」を創るのがどうしても嫌なので創らない。
自分の言葉で絶対に語れないものを「他者」というのだと思ってる。
「他者」はいつも外側にいる。
内側には絶対にいないし、外側には絶対にいる。
自分の言葉で「自分の輪郭」を正確に語りたいなと思う。
自分の輪郭がはっきりしないと自分の外側になにがあるのかわからないから。
自分の輪郭は、自分の言葉でしか創れないから。
自分の輪郭をきっちり閉じて内側について考えるとき、はじめてその外側にある「自分には想像も及ばない世界」を意識することが出来る。
「他者」とコミュニケーションする、というのはそういうことだと私は思ってる。
12月27日(水)
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