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窓のそと(Diary by 久野那美)
by 久野那美
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■人の話
と提案してみた。「ふうん。」と言ってそのひとは乗ってきた。
その後もこまかい質問を続け、
出演者二人は確定している。それは動かせない。
台本と台詞が必要。それも動かせない。
そして1回きりの祭ではなく、なんらかの継続的な上演を考えたい。これも、動かせない。
それ以外のことは、動かしても構わない。
との回答を得た。
じゃあ。
たとえばさ、
「二人の俳優は固定して、もうひとりの出演者を上演のたびに変えてみる、とかは?」
「上演するたびに、役を入れ替えてみるとかは?」
「同じ作品を定期的に同じ俳優で上演して、上演するたびに演出家をかえてみる、とかは?」
「同じストーリーで同じ舞台美術で、同じ小道具使って、同じ台詞なんかもあって、で、いろんな作家にその条件で書いてもらう、とかは?」
「おもいきり有名な古典を上演してみる、とかもありかも。」
「連ドラ形式で毎回、「つづく」ってなるやつをすごい長期間でちょっとずつ上演してみる、とか。」
他人の問題にちゃちゃを入れるのは無責任でとても楽しいです。
その役者さんは「ふんふん。」と聞いてくれてたけど、もしかしたら、
「いや、そういうことを言ってるんじゃなくて・・・」
とあきれて話をあわせてくれてたのかも、です。
でも。
考えてたら楽しくなってきて。
ひとの話だったのに。
でも、ひとの話からはじまる自分の話しってありますよね。
友達の恋愛相談に乗ってるうちに三角関係になって、横取りしてしまった、とか、友達のオーディションにつきあっていったらスカウトされてタレントになちゃった、とかってこんな感じなんかしら?(違うか。)
というわけで。もはや、私に関係ない彼らの企画のことではなく、自分に関係あることについて、あれこれ考えはじめてしまっている私です。
11月15日(火)
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