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きゅっ。
by きゅっ。
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■麻生内閣誕生 代替効果と所得効果の方向性、ギッフェン財、需要の法則
熱も収まり、気力が戻ってきた。水が身体にたまっていたのも排除され、すっきりしてきた。これからは、半合致移植に向け、少しでも体力を回復していきたいと思う。
新しい首相が誕生した。新しい内閣は衆議院解散総選挙までの暫定的な内閣なんだそうで、補正予算が通るか通らないかの審議を経て、選挙が実施されることになるらしい。
思えば、今日の選挙制度である小選挙区制を、政治改革の名の下に制度を構想し実現したのは、ほかでもない、自民党の当時の実力者(細川政権時は新生党)であり、現・民主党代表の小沢一郎だった。長い年月が流れ、二大政党制を日本で実現させるという当初の目的を、最大野党の党首という立場で迎えているわけだ。
二大政党制となれば、上下院の勢力逆転なんて当たり前のことで、『ねじれ国会』なんていう陳腐な言葉で今日の政治状況を表現するのは、本来オカシナことだ。この状況になるのは必然で、それを乗り切れない各政党というのは、政治的に未成熟だという証明でもある。
そして、同時に選挙民も政治的に未成熟なままだから、『無党派層』などという未成熟な階層が存在してしまうのだ。一見、政治家だけに突き付けられたかのように思える、内政・外交の諸問題は、実は、選挙民一人一人に問いかけられているのである。国会議員の失言一つとっても、それは、我々選挙民自身の心の中で蓄積されているものが、ある一代弁者によって吐露されているに過ぎない。
日本が本気で世界のリーダーとして貢献していくためには、政党の乱立及び不可解な連立政権という今の状況を乗り越え、意思表示をYes・Noできちんと答えられるような政治システムを構築していく必要があることを疑う人は少ないだろう。
さて、
前回は、価格変化が最適消費計画に及ぼす効果として、所得効果に代替効果を加えた結果が価格効果になるという内容を説明した。
今回は、代替効果と所得効果の方向性について、考えようと思う。
x財の価格が下落したとき、代替効果として、x財の消費は増加し、y財の消費は減少する。無差別曲線が原点に対して凸であれば、必ずそうなるはずだ。
一方、所得効果はどうなるのか。x財もy財も、ともに上級財であれば、所得−消費曲線上を均衡点は右上に移動すると考えられる。でも、x財が下級財であったなら、x財の価格の下落が必ずしもx財の需要を増加させることにはならなくなる。なぜかというと、代替効果は前述のようにxの消費を増加させる方向に働くのだけれど、所得効果が逆に作用させることが考えられるからなのだ。言い換えると、所得効果による消費減少の効果が代替効果を相殺してしまうほどになると、価格効果としては需要を減少させてしまうことになるかもしれないことになる。価格の下落にもかかわらず、その需要が減少するという性質をもつ財のことを、特に、ギッフェン財と呼んでいる。
ギッフェン財のような例外もあるけど、一般に価格が減少すると需要は増加する、価格が増加すると需要は減少すると考えられ、これを需要の法則と呼んでいる。需要の法則の適用は広く、価格・費用が存在する財であれば、需要の法則を適用させ経済学的な分析をすることができるんだ。
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病室で妄想する経済理論(目次)
1 愛と平和のインフレ・デフレ 経済学にハマッテしまったある入院患者のボヤキ
2 冷静と情熱のミクロ 各家計や企業の経済活動を分析するのがいわゆるミクロ経済学
3 疾風怒涛の供給曲線 人間の営む経済活動の大前提を考えてみると、それは、欲望は無限、資源は有限、この有限な資源をどう使うのか?という問題が常に立ちはだかるということになる
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09月30日(火)
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