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きゅっ。
by きゅっ。
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■魚沼市役所庁舎再編問題
 仮に、平成26年度に40億円の事業をする場合は28億円は国から地方交付税として魚沼市に交付される。
 残りの12億円が自己資金として調達しなければならないということである。魚沼市では既に建設基金10億円は積んでいる。

まちづくり響山館

2008-12-02 改革の1歩...審判下った...火曜日
■[雑感]合併の審判…初の女性市長誕生。

さて、この日曜日、こちら魚沼市では任期満了に伴う市長選挙が行われました。立候補者は二人。現職の星野芳昭と新人の大平悦子氏の一騎打ち。しかも新人は女性ということで注目を集めました。投票前感じでは現職の圧倒的優位が…市議の多数の支持。加えて地元の建設業を初め支援団体の数は圧倒。決起集会ではその顔ぶれがそろったとか。まあ田舎の土地ということで昔ながらの選挙って感じでしょうか。そんなわけで迎えた投票日。私も行ってきました。そして開票。結果は、予想を裏切るとでも言うのか新人の女性が勝利。それこそ県内初の女性市長誕生となりました。

○大平氏が初当選、魚沼市長選
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&newsNo=154763

魚沼市が合併したのは4年前。ちょうど中越地震が起こったとき。現市長に言わせれば市長在任のうち前半は復旧に力を、忙殺されたという。この次は復興に全力をということでしたが、それは叶わなかったという事でしょうか。合併してみたもののその恩恵は見えず、行政サービスの低下というか。県立病院の再編問題とか、問題は山づみ、さらに赤字財政の上に...現在各町に旧町に分散している市庁舎を統合して新庁舎を建設するとか(検討委員会による報告書ですので、現市長が建設するとは言ってないというか、検討すると言っているのですが…)借金財政の上さらにこの上って感じの様子で。現職は市制の継続を訴え。新人は財政の無駄使いを。といった感じでの選挙戦。蓋を開けてみれば新人の訴えが勝ったという事でしょうか。ただ、冷静に考えれば。新人の言っていることは今の大方の人が思っていることの代弁なのでしょう。合併してみたけど…何にも変わらず。住民サービスは年々低下。商店街はシャッターが閉まり。さらに県立病院の再編で小出病院は第三セクター化に。そんな状況で、新庁舎を作る。誘致先さえ決まっていないのに工業団地を作る。あるいは畜産センターも…なんて状況では、それを反対する声に圧倒されたという事でしょうか。選挙後前職の選挙運動に立った人は「何故負けたのか」と絶句したとか。

そういういわゆる草の根運動に負けた前職ということですが、もう一つこの地域に残る思いというか、言って見れば合併したのだけどやはり市の中心は旧小出町だと。他の市長がなんでって…。前職は隣町の元町長。やはり市長は小出からという思い。中心意識とでもいうのか、地方にありがちなそういうものがあったのではないかと思います。それと新しい市長の訴え、前市長の行政を否定した選挙運動。それを選んだ市民。合併後の選挙では現職不利ということがこの魚沼の地でもという。一体この合併ってなんだったのかと問うことは必要なのかな。ともあれ新しい市長。県内初となった女性市長ですが、男性、女性という事ではなく。これからの4年間どういった市政を運営するのか。県立病院の再編問題。市庁舎問題。子育てや教育など、地方の抱えている問題をどうしていくのか。単に市長の行政手腕もありますが、私たち市民の問題でもあります。地場産業は少なく。いまだ公共事業に頼る土地がら、はたして前職の行政の全てといっていいくらい否定してのスタート。私たち市民が見ていくという傍観者的な立場はもう通用しないというか、私たちが選んだという意識が必要、私たちも真剣に考えていく、痛みも味わうそういう覚悟を持つのが必要なのでは。この人でも上手くいかな、じゃ次の頭を変えるそんな意識ではこの地方はダメになっていくと思います。そういう意味では私たちが下した結果。私たちも責任があるというと…なのでしょう。

合併の審判…初の女性市長誕生。 - みちくさのこみち


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