ID:94789
きゅっ。
by きゅっ。
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■誰を守るための法律なんだろう。
そして、その翌日、伸治が宮野に自慢げに「先輩あいつの顔を一度見てやってください。ひどく腫れ上がっちゃっているんですよ。」と話したので、宮野は、小倉及び伸治と共に伸治の部屋へ行き、ぐったりして寝ていた**に対し、「おまえは俺に冷たいところを踏ませていたのか。ふざけているな、この野郎。」などと怒号し、**が「ごめんなさい。」と繰り返して謝っても聞き入れず、その下腿部等を手拳で数十回にわたって殴打し、さらに、**の上半身を裸にしてベランダに立たせ、牛乳と水を大量に飲ませた上、たばこを二本一度に吸わせるなどし、引き続いて、宮野、小倉及び伸治の三名は、**の両大腿部、膝、すね等にジャンボオイル(揮発性の高いライター用油)を注いだ上ライターでこれに火を付け、**が熱がって両手で消そうとすると、その手にもオイルを掛けて火を付け、火が消えたら、またオイルを掛けては火を付けるということを繰り返し、**がその間苦しみ悶え、「殺して、殺してよ」と泣き叫ぶ姿を見て笑っていた。そのため、**の手の甲は皮がぺろんとむけ、大腿部等には水胞ができ、あるいは赤黒く変色し、皮がむけるという状態となった。
(殺害の日)
**に「小倉羊羹」を食べさせて、その名前を聞き、**が「オグラ」と答えると、「小倉を呼びすてにした」などと因縁を付け、**が「オグラさんです。」と答え直すと「羊羹にさん付けするとは何だ。」と文句を言い、更に小便をこぼしたと文句を言って、宮野、小倉及び伸治が、**の脚部、腕部、脇腹等をそれぞれ多数回にわたって手拳で殴打した。
次いで、宮野及び小倉が、古ローソク二本に火を付け、仰向けにさせた**の顔面全面にわたって蝋を垂らした上、短くなったローソク二本をその両眼瞼の上に立てた。
また、宮野及び伸治は、**に命じて、五〇〇CC用飲料パックに入っていた尿をストローで飲ませた。
宮野、小倉、伸治及び渡邊は、ゴルフスイングの要領で、三〇センチメートル位の鉄棒の先に重さ一・六キログラム位の鉄球が付いたもので**の大腿部等をそれぞれ数十回にわたって殴打し、恒治も、宮野の指示を受け、同様に三回位殴打した。
宮野及び小倉は、**の両大腿部、膝部等にジッポオイルを注いでは火を付けることを繰り返し、そのため、**は最初はゆっくり手を大腿部に移動させ、火を消そうとするしぐさをしていたが、最後には反応を示さなくなるに至った。
*****
少年法ばかりではない。刑法界の主要な学者たちは、加害者の人権を主張することを常とし、被害者や、その家族の人権などに配慮することは希薄だった。そして、彼らの著作を精読する法学徒も次第に批判的論理を失い、人権派の術中に嵌っていった。結果、法曹界に、偏向した思考が蔓延しているのが現状である。
法学徒であった人々が中心となっているであろう新聞各社も、また同様である。今回の報道姿勢に現れている。成人犯罪は通常、実名報道である。それを、少年法を『適用』して、敢えて匿名としているのである(一方で少年犯罪歴を披露するというチグハグなことをしている。)。
確かに、少年法は、国によって少年の権利を保護するための規定を定めているという法律である。特別法の優先によって『保護』されると、もはや刑法の少年への直接適用はない。さらに、公法という性格上、加害者・被害者間の民民の利益調整は想定されていない(公法が制限されるのだから、民民に対する何らかの救済措置が必要だと思うのだが。)。
それでも、問いたい。
何故、男を過剰なまでに保護するのだろうか。弱者(少年・・・?)保護優先を旗印とする人権派の反発を恐れているからなのか。国民の多数が人権派だったとしても、法適用に裁量は認めることはできないのだろうか。
犯罪は社会の鑑である。このような状況をこのまま放置し続けていたら、再び同じような事件が起こるに違いない。
07月28日(水)
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