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こたえはきっと心の中に
by しづき
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■きらきらを浴びる2015
 2015年版のえんどれすしょっくを観てきました。7日の昼・夜公演。今回はこれで見納めです。思った以上にいろいろ変わってて「えー?」と思う気持ちと(あれもこれも観たかった!笑)、でも「これもありだな。なるほどな」という気持ち。今までもそうだったみたいに、きっとこれが見慣れた演目になって、次に変更があった時には、あの演目がー! ってなるんだろうな。ファンは欲張りなのです。
 
 昨年のしょっく@大阪(誘っていただいてなんとか行けた)で、私なりに新しい発見がありました。それは、コウイチが本物の刀をウチ(ヤラ)に渡したのは、挑発すればするほど彼が自分に立ち向かってきて成長することがわかっていたからなのだな、ということ。結局、コウイチはそれに対応することができなかったけど、弟分たちを導く兄貴分としての姿勢はすごく感じられました。それにも増して、今年のしょっくはコウイチのヤラやカンパニーに対する愛情がひしひしと感じられるシーンがたくさんあって(そういう意味でも新しい演目は成功してると思う)、もうずっと感無量。どの演目を観ていても泣きたくなる。オーナーの劇場を離れて、コウイチも必死だったんだよね(涙)。

 美波里さんのオーナーは気品があって良いですね。リカも今年は存在感があったなあ。歌声にも主張があって、私は好きでした。前半のコウイチへの依存っぷりは歴代ナンバーワンじゃない? 近年まれに見る恋するリカだった気がする。そして大人への成長が劇的。
 新たに加わったじゅにあっこたちのことは正直よくわからないけれど、時々過去の幻を見て以前のキャストが恋しくなったり。歴代ヤラチームに比べると年齢差が開いた分、コウイチとの関係性も変わって新しいなと思ったり。何より、コウイチのカンパニーを見つめる眼差しがやさしい。ほんと、人間っぽくなったよ。
 初期のしょっくは完全無欠のスーパーマンであるコウイチの物語。それがライバル役の成長で、役がブラッシュアップされてくることで、だんだんライバル役の立場に立った、残される者の物語として観ることができるようになって、今やっと、それぞれの物語に成熟しつつあるのかなと感じる。初めての人が演じても、それぞれのストーリーがきっとある。そんなそれぞれを、以前のキャストがまだいたら、どんなアプローチで役作りをするのかなーって思ったり。まちださん、また帰って来てくれないかな。

 あ、今回、コウイチが椅子に膝をぶつけるアクシデントがあったよ。病院から帰ってきて、イケメン写真を手にとる時。ちゃんとアドリブで乗り切っててさすがでした。周りが見えてる!(笑)
02月07日(土)
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