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こたえはきっと心の中に
by しづき
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■ずっと考えてる
夏SHOCK初体験してきました。
午前中に豊川稲荷まで行って来たのですが、乗り換えをした新橋駅のロータリーに「こいち祭り」の文字が。ちょっと面白かった(笑)。
18日の昼公演を観ました。
2月3月のSHOCKを見た時、オリンピックのフィギュアスケートに影響されてか、光一さんのダンスを見ながら浮かんだ言葉は「表現力」でした(単純脳)。スケート技術はさておき、表現力だけなら光一さんも金メダル級だよなーなんて(ファンの欲目ですかそうですか……。でも、動きのひとつひとつに意味があるってことを素人の私にも感じられたので)。
そんなレベルまで行ってしまったSHOCKが、今回のキャスト変更でどうなっているのか。興味津々行ってきました。結論から言うと、まだ私の中で上手く整理ができていません。そしてずっと考えている。
正直に言うと、この日は光一さんが少しお疲れなんじゃないかと思われる箇所がところどころ。もちろんきめるところとはきめていたので、迫力あったしキラキラもしていたわけですが。
「絶望して死ねー!」はあいかわらず怖かったし、ラダーの真剣な表情にはドキドキだし、真っ赤なリボンフライングも美しかった。今年から始まった和傘のフライングも優雅さを増していたし、落ちついて観られるようになった(大好きなマスクが無くなったのはまだちょっと寂しいけど!)。殺陣の最初に兜を脱ぐシーンもすごく好き。カッコイイー。そしてそして、最後の天使さまがびっくりするぐらいかわいかった! 心の中で絶叫した。マジで。
あと、ソリタリがホント大好きで、この為だけに帝劇に通っても良いぐらい(3月に2階席から観たのですが、すっごくキレイでした)。そして相変わらず屋上の歌(N.Y.NIGHT)も好きー。光一さんと佐藤めぐみちゃんは歌声の相性が良くて貴重だなと思う。基本的に、今のカンパニーはみんな光一さんの歌声と相性が良くて嬉しい。
そして内くん。頑張ってたし、一生懸命なのは伝わってくるんだけど、屋良くんのイメージが先行しているせいか、粗が目立って、お芝居にも違和感がありました(これは私に順応性が欠けているだけかも?)。見ていてもどかしい。それなのにそれだから? 後半どんどん良くなっていって、最後は思わず泣けてしまいました。いやもう、ウチが病室の明かりを眺めている辺りから涙腺がゆるんでゆるんで……。なんだこれ?
たぶん、歴代ライバル役の中では一番チャラくて実力もナンバー2とは言いがたいキャラクターなのですが、それゆえにがむしゃらで、バカな子ほどかわいい的な……。トウマやヤラほど暗い感情で剣をすり替えたわけでもなく、子供の癇癪みたいな、甘えた八つ当たりが大惨事を招いてしまう。パニックになる。それが、浅はかだけど悪気の無いウチのキャラクターにハマったのかなあ。天真爛漫というか、純粋というか。
決して上手くはない内くんに泣かされてしまった理由をずっと考えているのですが、いまだによくわからない(笑)。ぐしゃぐしゃに泣いてるウチにつられたわけでは無いと思っているのだけれど。うーん。
無知さ未熟さ故の勢いというかある種の幼さみたいなものにぐいぐい押され。トウマ以降、ライバル役と肩を並べて人間臭くなったコウイチを少し大人に(リーダー目線に)格上げしてくれたのかもしれないなーとか思ってみたりする。かっちゃんオーナーがいる以上、いまさら孤高の存在にはなりえないけど、もちろん同列なわけもなく。ちょっとお兄ちゃんというか、カンパニーのトップに立つ人としての包容力みたいなものが際立って感じられました。
今回、子供時代の「遊ぼうよ。じゃあダンス教えてよ。俺たちずっと仲間だよな。大人になっても一緒に踊り続けようぜ。な、コウイチ、コウイチー」がとても切なく胸にきた(泣)。光一さんがしょーますとごーおんを「誰かのために頑張りたい」と位置づけるなら、今回のキャストはとても成功してるように思う。「みんながいたから走ることができた」というセリフをこんなに素直に聞けたのは初めてかも。やり残したことがあるから消えないというコウイチの真意に初めて気づけたというか。うん。なんかすごかった。
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07月18日(日)
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