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こたえはきっと心の中に
by しづき
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■こんな雨の日は。
パイレーツ・オブ・カリビアンの曲(映画は見た事がないのだけれど、宣伝のBGMでよく使われている曲。「彼こそが海賊」?)が、SHOCKの「合戦」と似ていることが気になる今日この頃。SHOCK関係者の間では話題になってないのかなー?
と、SHOCKに思いを馳せたところで、2007年endless SHOCKの感想を書いてみたいと思います(こじつけ)。観劇後に書いたメモが、すでに読解不能だったりもするのですが、印象に残っていることだけ。
観に行ったのは2007年2月25日のマチネでした。歴代SHOCKで涙が出たのは(たぶん)初めてと言って良いぐらいの感動。私の涙腺は、劣等感や想い通りにいかない悔しさ、素直になれないもどかしさ、なんてものに弱いらしく、今年はトウマにやられちゃった感がヒシヒシと。もちろん、死してなおショーマストゴーオンなコウイチの神々しいほどの潔さにもやられましたが、それを際立たせてくれたのもトウマだったのかな、と。観劇後、改めてEndless SHOCKのDVD(2005年版)を観たら、翼くんも細かい演技をしているのだけれど、それに気づけたのもトウマのおかげかなあと思ったり。翼くんと比べて、斗真くんの演技が特別に上手いというわけではないのですが、受ける印象はまるで違うのですよね。不思議だ。
これほどまでに感動できたのは、3年目にして私のendless SHOCKに対する理解が深まったのか(というほど回数は観てませんが)、出演者の理解が深まったのか……。それは斗真くんやまりかちゃんにも言えることで。過去の蓄積があっての、今年のSHOCKなのだなと思いました。
殺陣は初演が一番ハードそうに見えましたが、今年の方が現実のふたり(コウイチとトウマ)とショーで対決するふたりがリンクして見えて、見せ方が上手くなっているなと感じました。真剣を手渡されて動揺するトウマ。半狂乱でコウイチを攻める姿が痛々しくて、セリフも動きもほとんど変わっていないはずなのに、なぜかとても説得力のあるトウマの演技。迫力がありました。コウイチの階段落ちも今年が一番キレイに見えたなあ。斬られてふらふらになりながらもショーを続けようとするコウイチ。それも今年が一番必死に立ち上がろうとしているように見えました。
ショーマストゴーオンという「SHOCK」が一貫して引き継いできた意志を演じるにあたって、なぜ走り続けるのかという命題を光一さんが提示し、その結果、コウイチは神さまみたいなカリスマから、迷ったり間違ったりする人間臭さを見せ始めた。物語の主人公として、それは正しい、と思う。MAの存在も生きる。でも、物語というのは生きている人のものだと思うので、死んでしまう主人公というのは何だか違う気がする。カンパニーを見守ってる仏様みたいなコウイチ(あるいはヒカル兄)が死んじゃうのはアリだったもしれないけれど。「羽根をなくしても地上で生きる」と歌うなら死ぬべきではない。光一さんがコウイチを演じる限り、コウイチが主役なのは変えようが無いんだけど、トウマやリカたちを主役にしたほうが物語の形としては美しいんじゃないかなあ。そんなことを、endless SHOCK 3年目にして初めて感じました。逆に言うと、今までのSHOCKはコウイチが主役の「コウイチの物語」として成立していたけれど、今年のSHOCKはショーマストゴーオンが主題の「コウイチの意志を継ぐカンパニーの物語」になっていたのかも。それなのに主役がコウイチだから違和感があるというか。うーん、半年近くたっても、やっぱりうまくまとまりません(…)。
観劇直後に書きかけていた感想をまとめるとこんな感じ。あと、文章にならないメモの断片を一部転載しておきます(笑)。
・MAの小芝居が楽しかった。
・ワールドアドベンチャーはMA大出世!
・喧嘩するシーン(これは何が書きたかったんだろう?)
・ロミジュリ(これも何が書きたかったんだろう?)
・「貴方の手つめたいの」が好きだったのに、変えられててしょんぼり。
・屋上の歌声(これも何が書きたかったのか思い出せない! 好きなシーンです)
・「絶望して死ね」と「馬をひけ」の怒鳴り合い。狂気が渦まいてた。
・ヴェルディ作レクイエム「Dies Irae」(怒りの日) がハマリ過ぎ。
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06月24日(日)
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