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ゆれるゆれる
by てんのー
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■「チルソクの夏」、ワーナーマイカルシネマズ防府
週明けである。なのに今日は何もなくて暇である。
週明けに暇なのは悲しいくらい居心地が悪い。
暇、というのを言葉を代えて言うと、お休みである。
素敵な言葉だ。
「チルソクの夏」を観に行った。
目指す映画館は広島からはるばる130キロ離れた山口の防府にある。
片道の電車代が映画のチケットより高い。
つまりiwammy氏はそれだけの期待をして行ったわけである。
広島でやっていないから仕方がない。
マイナー映画が広島を素通りするのは毎度のことだから別にいいが、この映画は今のところ山口と福岡でしかやっていない。東京も大阪もやっていない。ざまあ。
それにしても、せめて岩国でやってくれれば・・・というのはiwammy氏の愚痴である。
上映が2回しかないので、暇つぶしに「全国12000天満宮の元祖」にして「北野、大宰府と並び日本三大天神さま」という防府天満宮にお参りして、合格をお祈りする。何の合格だかよくわからないが。受験時代はここのお守りにやたらお世話になった気がするが来るのは初めてだ。
20センチくらいの子猫が2匹、参道で雨にちぢこまっていた。
1977年7月7日、下関と・・・あ、めんどくせ。
1977年、下関市。姉妹都市釜山との親善事業として、毎年夏に開催される関釜陸上競技大会に出場した長府高校の陸上部員郁子は、同じ高跳び競技の韓国人の男の子、安大豪(アンテイホウ)に出会います。戒厳令中の釜山の夜に宿舎まで会いに来た安に郁子は淡い恋心を抱きます。
来年の夏の再会を約束する2人。それはまさに七夕(韓国語でチルソク)の逢瀬。携帯電話もメールもなかった時代、日本と韓国が今ほど親しくなかった時代。それは、日本の歌を歌ってはいけない時代でもありました。
安の母親、郁子の父親、それぞれの葛藤の中で、郁子の切ない初恋をなんとか実らせようと奔走する、同じ陸上部の真理、巴、玲子の3人。そして1978年の夏、下関に釜山の高校生たちを乗せた船が着き、少女たちの想いが奔流のようにあふれ出します。そして、26年後の2003年。郁子の胸に湧き上がる、17歳の少女だった「あの夏」・・・。
とまあ公式サイトよりぱくり。
泣きましたが何か?
6人しか客がいなかったから俺のすすり泣く声、響きました。
主人公の郁子(いい名前だ)よりも、真理がもうとにかくカワイイ。顔じゃなくてね。
展開が自然だし、うざいBGMでごまかさないし、ラストまで観て、これこそが映画だなあというのをひしひし感じた。
ラスト、すごい好きな感じ。
もうね、一言じゃ言えません。ブチえかった(山口弁で)。
あと山本譲二はまりすぎ。なんかすげーかっこいいぞ。せりふもいいし。なんか。
帰りの電車の中でも、「なごり雪」をずっと口の中で歌ってました。
泣いたの、この歌のせいかなあ。
06月30日(月)
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