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Kenの日記
by Ken
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■モスクワの新コンサートオープニング公演
少し古い話題ですが、モスクワのクレムリンに近い「ザリャジエ公演」に新しいコンサートホールが完成しオ^ぷ人ぐ公演が行われ、その模様が今週月曜のBSプレミアムシアターで放送されました。新しく作られた「ッザリャジエコンサートホール」は嘗て「ホテルロシア」が威容を誇ったモスクワの一等地に建てられました。コンサートのプログラムは下にメモしておきますが、今日はそのコンサートで気になったことを書いておきます。
コンサートは、ワレリー・ゲルギエフ指揮のマリンスキー歌劇場管弦楽団の演奏・伴奏で行われました。首都モスクワを代表するようなコンサートホールお披露目に、サンクトペテルブルグからわざわざオケを呼ぶというのは「?」な感じです。その違和感を持ちながら公演の模様を見ていると更に何点か「?」を持ちました。@ホール・ステージに飾りが全く無く非常に質素な雰囲気である。A男性ソリストは燕尾服を着ていない。ネトレプコを始め女性歌手の服装は式典らしくない。B観客性に空席が目立つしVIPが来ている様子は全くなし。等等。
この演奏会を見ていて「ゲルギエフ・マリンスキー劇場派」が首都モスクワに拠点を持つこととなったが、ボリショイファンを始めとするモスクワ音楽界は必ずしも歓迎しているものではない」という雰囲気が感じられました。マリンスキー劇場は極東ハバロフスクに拠点を持っていますが、モスクワに拠点を持つことができれば、ロシア音楽会の中で不動の地位を占めることができます。「ザリャジエホール」はオペラ演奏にも使えますから、今後どのように活用されていくのか目が離せません。
飛ぶ鳥落す勢いだった「マリンスキー劇場」もネトレプコ・亡くなったホロストフスキーに代わる「スター」が不在です。一方でクルレンティスのような新たな異才が出現してきました。音楽大国ロシアが様々な形で発展していくことに期待したいです。
07月03日(水)
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