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徒然なるままにときど記
by TORY
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■隣家との戦いに捧げるレクイエム
<あらすじ>
私は現在のアパートに引っ越してからずっと、駐車場(の自分のスペース)のすぐ脇にある隣家の物置からの落雪に悩まされてきた。
屋根の上に積もった重い雪はちょうど車の右後輪を埋め、一度落ちると車を動かせなくなる。
氷と化した車に当たって少々の傷が入ることもあった。
やむなく必死の思いで雪をどけたり、隣家の大家(近所にある会社)に来てもらってどけてもらうなどしたが、その苦労は毎冬続いていた。
が、ある日物置が撤去され駐車場になったことによって戦いは終結したのだった。
週末に大量の雪が降ったが膝の痛みのためなかなか除雪できなかった私は、月曜になってやっと必要に迫られ+膝の状態がよくなったため、駐車場の除雪をしていた。
そこに年配の女性が現れて、隣家の駐車場の除雪を始めた。
会ったことはなかったがどうやら隣家の住人らしい。
気にも留めずに作業していたのだが、彼女はそこそこ強引に私に話しかけてきた。
除雪の話から始まって正直私にとっては全く興味のない自分の身の回りの話などを、恐らく自己紹介も兼ねているであろう長話になっていく。
「誰にでも話しかけて友達になっちゃうの」
と言っていたので、恐らくそういうことなのだろう(苦笑)。
そのうち話題は再び除雪の話に戻った。
まだ隣家に物置があった頃の話が始まったので、当時を思い出して少々イラッとしつつ話をきいていたのだが…
そのうち、彼女の口から信じられない言葉が飛び出した。
「2年くらい前にそこに停まってた、ちょうど貴女と同じような車だったんだけど、人がわざわざ全部きれいに雪かきにしたところに自分の雪全部捨てて山盛りにしてたのよね!!」
「………え!?」
「だから私、腹たってその雪全部車の下とか前とかに戻してやったの!!!」
………ちょっと待て。
ふっざけんなよテメェェェェェ!!!!!!
当然全く身に覚えがない。
(というかその時は車の前や下に雪を置かれていた記憶もなかったが、これを書きながら「そういえば…!!」という事例をいくつか思い出した)
突然のことに怒り半分、疑われた焦り半分だったが、私は穏やかに「該当する期間ずっとこの駐車場に停めていたこと」「自分はそんなことはしていないこと」を伝えた。
「いや、貴女じゃないよ。だって私貴女に会ったことないもの。今日初めて話すもの!」
「いや、でも私2年以上前からずっと停めてるんですけど…」
「貴女だと思ってたらこんなこと言わないよ〜!!」
「………???」
以下、会話の内容まとめ
・隣家の女性は2年程前に隣の駐車場の人間が勝手に雪を捨てていたと思っている。
・でもその現場は見たことがない。
・私はそれ以上前からここに住んでいて、この駐車場に停めているがそんなことはしていないと言った。
・隣家の女性も犯人は『私』ではないと思っている。
・でもやっぱり『隣の駐車場の人間』が犯人だと思い込んでいる。
・最後にはさすがに矛盾を感じてきたのか「実際に見たわけじゃないからわかんないけど…」とも口走ったが主張は変えず。
・そして私が暗に匂わせた「貴女が『私は雪を捨てていない』というなら、貴女は『何もしていない私の車の前に逆恨みで雪を捨てていた』ということになるんですよ?」という嫌味にも全く気づかず。
このように話しても論理が破綻していてこちらの言うことも全く通じないので諦めて、でもこのままの話題で話し続けると絶対腹が立つのでさりげなく話題を変え、雪の降りも強くなってきたので「ひどくなる前に終わらせないと!(ニコニコ)」と言って半ば強引に話を終わらせた。
しかしどうにも腹の虫が収まらず、今こうしてキーボードを叩いている次第。
でもなぁ…
そう言われてみると
何回かブチ切れて
「テメェのところから落ちた雪なんだからテメェで始末しろや!!」って
隣にぶちまけたこと
あったかもしれないなぁ…
だがしかし、私は『きれいに除雪したところに雪を置く』なんて、不利な証拠を残すようなあからさまなマネはしないぞ!?(笑)
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01月21日(月)
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