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徒然なるままにときど記
by TORY
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■極めて私的な日記です
本日(本当に書いたのは翌日ですが)午後6時25分、以前から入院していた伯母が逝去いたしました。
今月半ばから容態が急激に悪化して、それでも町議選に出馬している義弟に投票してあげたいと頑張って(病床から投票したそうです)…選挙が無事良い結果に終わったとたんに息を引き取ってしまいました。
昨年7月、私が退院するのとちょうど入れ違いになるように、伯母は体調不良を訴えて病院に行きました。
診断は癌。既にあちこちに転移して手の施しようがない状態になっていました。
その時先刻されたのが余命1年半。
なのに1年もたたずに逝ってしまいました。
最後には身体のほとんどが癌化して胃腸が溶け、目も閉じられないような状態になっていたそうです。
私は家庭の事情でその場に立ち会うことができませんでした。
我が家から数十メートルと離れていないところに住み、幼い頃からずっとお世話になっていた人です。
母の姉に当たる人でとても姉妹仲がよく、伯父が先に亡くなった後は一人で暮らすようになった伯母を気遣い日常的に家を行き来していました。
私にとっては親兄弟祖父母の次に近い肉親です。
悲しいというより、その人がもういないことを未だに信じきれていないというのが正直な気持ちです。
逝くところを見ていなかったせいかもしれません。
そんなことを思うと同時に様々な思いがあります。
上記の事情で母が一番近い家族であるような伯母でした。
そして、伯母の病気が進行していく中、母は事故で動けなくなった私にかかりきりでした。
…私が事故さえ起こしていなければ、母やもしくは伯母自身がもっと早く病気に気づくことができたのではないだろうか?
仮定の話をしてもどうしようもないことはわかっているのに、時折その考えが頭をかすめてどうにもならなくなる時があります。
でもそんな無意味な罪悪感の反面、全く関係ない利己的な事情(さすがに口にするのは憚られます)に頭を悩ませたりもします。
そんな時、自分の人間としての器の小ささや身勝手さを知るのです。
せめて葬儀が終わるまでは、少しでもそういう自分を返上するために働きたいと思うのです。
半怪我人ではかえって周囲に気を使わせてしまい、なかなかそれもままならないのが悲しいところですが。
個人的なことを書いてしまい、本当にごめんなさい。
日記に書くのはどうかと思ったのですが、ここ最近更新が途絶えがちだった理由をうっかり「いつか説明する」と書いてしまったので、そのためにもあえて書きました。
そういう事情なので、この日記に関して何かありましたら個人的な方法でお伝えいただけたら非常に嬉しいです。
最後にこの場を借りて、最近の状況とそれによる私の感情によって迷惑をかけてしまった方に心からお詫び申し上げます。
04月28日(月)
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