ID:77058
徒然なるままにときど記
by TORY
[120366hit]
■当たり年一家。
今日は入院中の伯母を見舞う為にT市を訪れました。
病院に行く前に昼食を取ろうと、以前気に入ったラーメン屋に入ります。
今年にしては珍しく夏らしい気温の中、私の目当ては以前から気になっていた『冷麺』。各方面で紹介されていたためこの夏かなり気になっていた料理の一つです。
そして注文して十数分後。私の元に運ばれてきたのはどう見てもただの冷やしラーメン。
「…騙された!」と思った私は浅はかなのでしょうか?
しかも暖かいラーメンに比べてあまりにもごく普通の家庭でできそうな味。
ま、今年気になっていた冷やしラーメンの食べ方『マヨネーズをかける』を実行できただけ良しとしましょう。
そして病院に行き、見舞いというよりむしろ伯母の孫(従姉の子供)の遊び相手に終始した後、帰り道に悲劇は起きました。
家路に向かう林の中を突っ切るような道。我が町のカントリーサインも越え、もう十数分も走れば着くだろうという地点です。
多少渋滞気味でスピードも落としがちに走っていた私たちの車の前に、突然一頭の鹿が、まるで自殺志願者のごときタイミングで左側から飛び出してきたのです。
もちろんブレーキを踏む暇もなく、車はドーンという音とともに鹿を撥ねました。
家族全員驚愕しましたが、車が混んでいて道路脇がすぐ下りの土手で停められるスペースもなかったこともあって、一旦轢き逃げて(オイ)帰宅後警察に届けました。
車を見ると助手席側のライトはすっかり割れて、ウインカーも利かなくなっていたあたり、事故のすごさを感じます。
そして私がいたのは助手席。
何せ目の前で鹿がドーンとぶつかり、フロントガラスに血が飛び散りましたから。
驚きと事故のトラウマが混合して、しばらく過呼吸寸前でゼーハーしてました。
まぁ、父は大変運転が荒く車を走らせる度に『一車線道路で前方に車が来ているのに3台抜き』など多彩な離れ技をしてくれるので、そのような状態になるのは慣れっこなんですがね。(苦笑)
しかし、父がブレーキを踏めなかったのは不幸中の幸いでした。
もし急停止でもしようものなら、もれなく後方を走っていたタンクローリーに追突されていたことでしょう。
『盆休みの悲劇! 鹿を避けようとして家族3人死亡』
なんてシャレにもなりません。
ちなみに朝も鹿を轢きそうになっていたので、もしかしたら彼(彼女?)は本懐を成し遂げたのかもしれません。冗談ですけど。
今夜は「あの鹿め、何でよりによって俺の前に飛び出してくるんだ」などとブツブツ言っている父(修理費かかるので当たり前なのですが)に変わって鹿の冥福を祈りつつ眠ることにします。
現場に鹿の姿はなかったそうなので、死んでるかどうかは今となってはわかりませんが。
08月17日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る