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デジタリアン日記〜浅倉大介ファン日記〜
by ymr
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■カプコンサウンド
銀座に行きました。カプコンサウンドの創り方というイベントを銀座のアップルストア3階にて開催。
音楽の話かなと思っていたら、なんと効果音の話。ゲームに5.1chサラウンドを取り入れるための手法について話されていました。今回はバイオハザード5の音ネタでしたが3Dサウンドの研究の成果がいたるところで垣間見れるようです。
作り出される音はまさに映画サウンドです。そのとおりで、実際にハリウッドの技術や現地スタッフによって作られているとのこと。サウンドチームとしてはわずか10人ほどだとか!
さらに映画と大きく違うのは「インタラクティブなサウンド」だということ。操作したキャラクターが聞こえる音がどう聞こえるかを3D空間のシミュレートして瞬時に計算して発音されるそうです。
基本はカプコンの録音スタジオでダンボールを実際に叩いたりしてそれを録音して素材を作るようです。よく知られた効果音作成の現場。
しかしここからがすごい。ざっと説明すると、3D空間のゲーム世界で、単純に音源とリスナー(プレイヤー)の距離で音量を決めるというだけじゃなく、目の前に建物があったら音が丸まって聞こえるとか、部屋の中、地下道にいるときの自分の声の反響具合などが緻密にプログラミングされているそうです。超物理学。
キャラが2人いるときの相手キャラの位置も計算されて声が発音されてリアルに分かる。ゲーム要素としても非常に有用です。
他にも部屋の中で窓を破壊したら外の風の音が聞こえるとか、敵キャラの鳴き声はキャラを動かして表示しながらシーケンサーで作成するなど。企業秘密的なものもあってあまりその辺は語られなかったです。
大変勉強になりました。5.1chサラウンドというのは芸術としてはまだ未知なところが多いとおもいますが、発展途上の中でさまざまなアプローチがされておりました。難しい理論もほとんど無しで一般人にも分かりやすいプレゼンテーションでした。
08月29日(土)
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