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今日の私
by かずき
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■『エリザベート』(山口・石川・浦井・寿)
ちょっと今日はダメ。ずっとひどかった肩こりが、
朝起きたら壊滅状態になっていて、頭が回せない。
12時のホットヨガを予約していたので行ったところ
何とか左方向には回るようになったものの、
右方向には、そうっと30度ぐらいが限界のまま。
今日は席番不明だったので、どうかセンターか、
せめて下手の席でありますようにと祈りながら
行って引き取ってみたら、2階C列上手側。
そんなわけで、ほとんど横目で観ていたうえに、
時々首を仰向けにもたせかけて休みながらの観劇で、
全然集中できずに観ていた感想です。つまりは、
いつも以上にわがままだと思って頂ければよいかと。
しかし、マウスを転がす右手が限界です・・・。
これ書き終わったら、もう一度お風呂入って温まらなきゃ。
『エリザベート』ソワレ
<場所>日生劇場2階C−49
<時間>1幕17:00〜18:20、2幕18:45〜20:05
<出演>一路真輝、山口祐一郎、燗政宏、石川禅、
村井国夫、寿ひずる、浦井健治、春風ひとみ、伊東弘美、
小笠原みち子、塚田三喜夫、治田敦、
エルマー:縄田晋、ジュラ:野沢聡、シュテファン:谷口浩久、
ツェップス:大谷美智浩、病院長:さけもとあきら
家庭教師:秋園美緒、ヘレネ:小野佳寿子、
ヴァイオリンを弾く患者:家塚敦子
池田紳一、小原和彦、KENTARO、島田邦人、砂川直人、武内耕、
俵和也、藤森徹、松澤重雄、森田浩平
一倉千夏、今宮多力香、小澤美穂、柏木ナオミ、河合篤子、
北林優香、栗原朗子、Belle、丸山知津子、やまぐちあきこ
トートダンサーズ:櫛田祥光、佐々木信彦、柴一平、
西田健二、原田みのる、東山竜彦、森内遼、山中大輔
最強だったのは、 祐一郎トートでした。
声を聴いていると、不思議にも痛みが和らいだし。
前期までは「死の帝王」なるよく分からないものだったのが、
10日に観た時、愛情などの感情が強くなって、
男っぽく見えたのが、少々複雑な気分でした。でもそれと、
文句あるかと言わんばかりのミュージカルキングな
歌声が重なり合うと、ちょっとした麻薬のようで。
すうっと目が引き寄せられて、見えるはずがない位置まで
首が回って見えてしまっていたりして、不思議。
だから、今日の私は、自分が結構嫌いな観かた、
つまりは「トート様(はぁと)」な観かたをしていたのかな。
本当は禅フランツと浦井ルドルフ目当てだったんですけどね、
でも、しんどい時になるべく気力を使わず観ようとすると、
光に吸い寄せられる羽虫のようになってしまうのは、
仕方ないし、今日最も輝いていたのはトート様ってことで。
すばらしかったですよ、前回にも増して。(ちょっと贔屓目?)
肝心の主役はどうかと言うと、前回、J列正面から観ていて、
なぜかエリザベートの影が薄くなったように感じましたが、
今日疲れて観ていたら、ほとんど彼女を感じませんでした。
この話が苦手な私にしてみれば、神経質な彼女が
前面に出てこないのは助かるのですが、それって、
ストーリーを全く理解せずに終わってしまっているような。
一般的には大きな理由ではないのかもしれないけれど、
私にとっては、一路さんが太ったことが、
エリザベートの存在感に影響している気がします。
私は、折れそうに細いのに、全身鎧をまとい、
誰にも触れさせず「どうだ!」と言わんばかりの、
一路エリザの硬い美しさに感服し、賛美するものでした。
それが、ウエスト回りが明らかにモコモコしてきた今は、
この舞台に於けるエリザベートの、病的な「美」への
執着心を表現できていないようで、違和感ありありで。
それだけが自分のカードだと思っていたはずなんですよね?
多分、理由はそれだけではないとは思うのですが、
でも「どうだ!」オーラが薄まっていることは確か。
だから余計にトート様にばかり目が行っちゃうのかな?
『エリザベート』という作品としては、
非常にアンバランスだったのではと思います。
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05月14日(日)
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