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今日の私
by かずき
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■『屋根の上のヴァイオリン弾き』
<場所>日生劇場XA-15番
<時間>1幕18:00〜19:40、2幕20:05〜21:20
<出演>
テヴィエ:市村正親、ゴールデ:浅茅陽子
ツァイテル:匠ひびき、モーテル:駒田一
ホーデル:剱持たまき、パーチック:吉野圭吾
チャヴァ:安倍麻美、フョートカ:中西陽介
ラザール・ウォルフ:鶴田忍、イエンテ:杉村理加
巡査部長:石波義人、司祭:青山達三、
アヴラム:石鍋多加史、ヴァイオリン弾き:日比野啓一
池田紳一、大塚雅夫、佐嶋宣美、香取新一、
山本真裕、村上幸央、小笠原家光、板垣辰治、柴崎義則、
加州康真、杉山有大、塚本理佳、麻希光、熬ヒいおり、
深堀晶子、大畑浩恵、富田浩路、宮野友里加、河合美香、
稲田みづ紀、村尾真莉、川口愛実、品川政治
「オケピのない公演では(特に大劇場では)、
最前列は全体が見えないから取っちゃダメ」。
そんなの、重々承知しているはずなのに、やっぱり
「最前列センター」と見るとつい、レミゼと同じ気分で
わくわく引き換えてしまうんですね。学習能力ゼロ。
さすがに、最悪だった『ラ・マンチャの男』のように、
見えないところだらけということはなかったですが、
冒頭から、フィドラーとテヴィエどっちを見るか悩む。
結局、局所ばかり見ていた今日の一番の感想と言えば、
「モーテル好きだなぁ、パーチックかっこいい!」かも。
でも今回のモーテルは、前回皆に言われた
「結婚したい男」という印象じゃなかったかも。
相手役の問題かなぁ?本来の好みではないタイプだし、
なかなかはっきりできない弱々男のモーテルが
世界で一番かっこよく見えてるツァイテルがいてこそ
「結婚したい男」だったのかも。でも、アナテフカを
去る支度をしている時に、四女と五女を相手に、
「重いから気をつけてね」とお兄さんしている
モーテルには、ちょっとドキドキしたのが不思議かも。
パーチックは、相変わらずかっこよくて好きなんだけど、
「キャ〜」って遠くから見てるのがいい感じですね。
すごく熱いし「政治的な話」で始まる理論的プロポーズとか、
好きなんだけど、あまり巻き込まれたくないとタイプで。
でも今回、ホーデルが結構好きだったので次女カップル○。
剱持さんは歌ってない方が演技していて好きかなぁ。
歌い始めると演技がどこかへ行ってしまうので、
「♪愛する我が家を離れ」でも泣けなくて残念。
今回不思議だったのは、
全体の印象として、「ユダヤ」をすごく感じたこと。
「ユダヤ」と聞くと速攻で「選民思想」につながる私は、
結構「ユダヤ=たちの悪い民族」という偏見があるだけに、
最後のイエンテの「仲間を増やすよ!」とかで毎回毎回
引っかかっては、嫌な気分になってしまうのですが、
今回はそういう面に前より頻繁に引っかかった割には、
「そういう人も中にはいるさ」で終われたのがMy進歩。
少ないとはいえ、この時代すら、ロシア人と結婚する人も、
それを認める人も存在していたというお話だったのが、
ユダヤが「追われ続ける民族」でなくなるための道を
示唆してくれたようで、少しだけホッとしました。
変な感想だな・・・。
02月07日(火)
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