ID:69077
今日の私
by かずき
[417482hit]
■『スウィング・ボーイズ』
第8回東京芸術劇場ミュージカル月間公演第1弾。
この「ミュージカル月間」なるものは、毎年結構
通っているのですが、今年はどうやら4演目中
3演目も観ることになりそうな感じで(^^;
今月、ものすごく観劇忙しい月なんですけどねぇ。
まあ、オリンピック期間中は暇になる職業なので、
いっそ「目指せ残業ゼロ時間」ぐらいの気分で、
今月は劇場走り回ります〜。
ミュージカル座『スウィング・ボーイズ』
<場所>芸術劇場中ホールL列21番
<時間>1幕18:30〜19:50、2幕20:10〜21:25
<主な出演(その他は一番下に)>
東堂純子:大浦みずき、東堂男爵:宝田明
東堂正子: ペギー葉山、山下義一 :戸井勝海、
江田敏子 :伊東恵里、東堂孝之:高野絹也
※孝之のジャズ仲間たち(ボーイズ):
国友よしひろ、竹本敏彰、梅沢明恵、高原達也
中本吉成、佐野信輔、山口聡史、松下祐士
樋口知樹、岡崎大樹、宮下恵一
楽しかった。
やっぱり、いい音楽っていいなぁと思ってしまう。
グレン・ミラー、デューク・エリントン、アーヴィング・バーリン、
ジョージ・ガーシュウィン、ベニー・グッドマンなどなど、
世代的に懐かしいはずはないのに懐かしい曲の数々。
そんな曲たちと、レビューを愛した人たちのお話で。
相変わらず登場人物はやたら多い割りには
ごくシンプルなストーリーが、次々に現れる名曲に彩られ
舞台そのものが、レビューのような感じで観て楽しめる。
生演奏のサックスやトランペットは猛練習した団員がこなし、
時々もげる音も愛嬌に、一生懸命さが伝わってくるし、
最後には大浦さんが歌い踊る「♪Sing Sing Sing」と
来ちゃ、楽しかった!と終わる以外ないって感じで。
やっぱり、踊る大浦さんは、とにかく素敵(*^^*)で、
彼女がレビューのスター役なんて、それだけで嬉しいし。
ただ残念だったのは、「戦争にも負けずに」を
テーマに頑張ってはっきりと押し出そうとしすぎたこと。
それを真正面から歌った、山下の「♪命かけるもの」と
江田敏子の「♪私にたくして」の2曲はオリジナル曲で、
ミュージカル座お得意の、真正面から「泣いてください〜」
な盛り上げ曲。他の舞台では結構好きなんですけど、
今回の舞台では「真面目なことは深刻にやらなくちゃ」
というジャパニーズ乗りって、似合わないと思うんですが。
なんで、いつもの曲調のまま作っちゃったのかなあ?
戦場にいてもレビューのアイデアがどんどん浮かんでくる
という人が、こんな曲調の歌って、すごく違和感。
もう一つのオリジナル曲、「♪新作レビュー」も、
山口先生らしさの溢れた曲だったけれど、まだ少しは
軽さがあった分、よかったような気がしましたが、
あんなにレビューを愛していながら、山下自身は一度も
それらしい歌を歌わせてもらえずに死んじゃったよ・・・と、
妙なことを思いながら観ていたら、最後に戸井さん再登場!
銀のヘチマ襟のついた真っ青なジャケットに、ラメ入りの
黒の蝶ネクタイと黒のパンツというレビュー姿で現れて、
ダンサーズ従えて、「♪スウィングしなけりゃ意味がない」。
こんな衣装で、「洒脱」に歌って似合っちゃう戸井さん!
いやいや・・・びっくり。今回は、途中で、大浦さん演じる
純子の姿を下手で見ている時の、シャツとベストに、
薄いブルーのネックチーフという衣装も似合っていたし、
純子さんを発掘し、育て、見守り、愛していくという
補佐的な役どころも、非常にハマっていて、嬉しかった。
彼の歌で、いい感じで締まってワクワク感が盛り上がり、
そこで大浦さんの「♪Sing Sing Sing」で大団円。
あざとくても、この流れにやられたし、何やら満足、です。
※その他の共通キャスト
川田真由美、菊地まさはる、高原紳輔
泉信弥、松村正太郎、諏訪友靖、松野英之
※☆組
片桐和美、藤澤知佳、会川彩子、三辻香織
村田綾子、三宅文子、朝子洋美、永浜あき
山根三和、西利里子
※☆組アンサンブル
[5]続きを読む
02月03日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る