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今日の私
by かずき
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■『12人の優しい日本人』楽日
びっくり。当日券が取れました。
いきなり休みが取れてしまったので、悠長に
HDの中身を整理しながら年賀状を書いていて、
たまたまTVの時報を聞いて思い出したのが、
そういえば10時から当日券発売だということ。
いいかげん何度も敗退して諦めていたけれど
どうせ15分ぐらいでなくなるんだからと、
気晴らしと運試しついでに電話してみたら、
なんと数分でつながってしまって。
「11」なんて番号だから、キャンセル待ちだと
無理かもしれないと思いつつも、昨夜予約した
美容院をキャンセルして行ってみたところ、
キャンセル待ちの人が、26〜27人ほどもいる。
最後まで見届けずに中に入ってしまったけれど、
少なくとも20人近くは入れていたはずだし、
最初から今日は少し余分に残してあったのかも。
パルコ様、ありがたや、ありがたや。
『12人の優しい日本人』
<時間>大体14:10〜16:30
<場所>PARCO劇場、K−26番
<出演>
浅野和之、生瀬勝久、伊藤正之、筒井道隆、
石田ゆり子、堀部圭亮、温水洋一、鈴木砂羽、
小日向文世、堀内敬子、江口洋介、山寺宏一
有難いことに、楽日だからといってお遊びはなし。
カーテンコールも特に余分なものはないし、
三谷さんも現れず。限定特典といえば、
サントラCDを買った人に作曲者・本間さんの
サインと彼のオリジナルCDがつくことだけ。
いや、おまけCDに惹かれて買っちゃいましたが。
しかしまあ変わるもんだなぁと思ったり。
1か月前のプレビューで1度観たきりだし、
演出に関しては多少違っても分からないのですが、
前回はどうしてくれようかと思った江口洋介の
成長っぷりが見事で、とにかく最初はそこに感動。
まだまだ、笑いすぎる客への対応までは育ちきれず
台詞が聞こえねーぞーって部分もあったけれど、
独り台詞の演技はもちろん、掛け合いのテンポも○。
鈴木砂羽は超えたかも。
前回は2列目から観て、自分も陪審員の部屋にいて
議論を横から見せてもらっているような気分でした。
強弁する生瀬@2号や小日向@9号、山寺@12号辺りの
話の内容に、知っているのに右往左往させられていて。
でも、話している人物を追うので精一杯になりがちで
話していない人は、よほど下手で浮いている人以外は
観ている余裕がありませんでした。それが今回、
上から観てみたら、全然違った面白さがあって。
狭い部屋の中での人物の位置関係が、いいんです。
丸テーブルに一応は「自分の席」があるのだけれど、
その時の自分の立場によって、隅っこに行ったり
どセンターに行ったり、隠れたり固まったり。
そんな中、まともにやる気のない6号(堀部)は、
最初からずーっと外れっぱなし。グループ組む時も
その辺縁をウロウロしている姿が、立場を象徴する。
そんな動きが各々の性格や立場を浮き上がらせていて、
表情見えにくくても、近くで観るより面白いくらい。
前回ほとんど記憶になかった、浅野@1号や伊藤@3号、
堀部@6号辺りが、今回は非常に目に留まりました。
そして何が嫌になっちゃうって、そういう人たちの方が
論争して目立っている人たちよりも はるかに、
「日本人」を感じさせるってことなのかも。
穏やかな事なかれ主義や、論争は全てケンカに見えて怖い
という人や、面倒は頭を下げて通り過ぎるのを待つ人種。
あらすじを書くと消えてしまうだろう彼らのような人こそ
日本人らしいと感じるのは、ちょっと怖かったかな・・・。
とか考えつつも普通にたくさん笑ってましたが、最後、
生瀬@2号に筒井@4号が無言でお辞儀をしたところで、
いきなり じんわり涙が出てきてしまったりもして。2号は、
「あなたの奥さんではない」と言われて、自身の間違いに
気づいたとしても、あの場で手を挙げるのは辛かったはず。
それでも手を挙げた2号に感謝の意を示す4号の姿は、
それこそ「日本人の優しさ」という感じで、救いでした。
こんな場面、プレビューの時もあったかな?舞台の
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12月30日(金)
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