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今日の私
by かずき
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■エリザベート簡単感想
連日、帝劇に行ってきました。
そうなると、語りたいところありまくりなのですが、
まずは一番気になった部分だけでも。
『エリザベート』
<場所>帝国劇場I-28番
<時間>13時〜
今度は、山口・綜馬・井上バージョン。
昨日の禅フランツもすごく丁寧に演じられていて、
ガンガン感情に引きずり込まれてしまったけれど、
やっぱり私の基本は綜馬陛下だなぁと感じる。特に、
禅フランツを観た直後だと歌詞が聞き取れるので(笑)、
共感しづらい役が、その位置できちんと存在して、
ドラマを理解しやすくしてくれる。
禅フランツって、ちゃんと心を開いて話し合えば
理解してくれそうに感じるだけに、どうかすると、
逆にシシィの方が、勝手に自分の殻に閉じこもった
ヒステリックな悪役に見えてしまうんですよね。
家族を壊したのはお前だろうがーっ!て感じで。
やっぱり、私にとって『エリザベート』のフランツは、
皇帝としては立派で有能だったかもしれないけれど、
どうしようもなくシシィを理解できず、
彼女を閉じ込めた、ある意味、悪役でなくっちゃ。
対ルドルフでも、皇帝陛下が理解ありそうに見えると、
何かなぁ、このガキは・・って思っちゃいがちだけど、
今日はきちんと、反感持たずに見せてもらいました。
とにかくまず言わなくちゃならないのは「♪闇が広がる」。
泣きたくなるような切実さを、こんっなに完璧に気持ちいい
音にされると、息を止めて苦しくなりながら見守ってしまった。
別に井上君って歌がいいとはあんまり思わないのですが、
歌への緊張感の載せ方は、すばらしい成長ぶりだと思う。
実は全体観た感じとしては、シシィよりフランツに近い
男性的な雰囲気が、ちょっと違和感はあったのですが、
とにかくこの歌1つだけでも十分満足しました。
・・・ということで、とにかく気になったフランツ部分と、
ルドルフの、これだけは言わなきゃ部分でした。
後は、書けたら続きまた書きます。
あ、そういえば1つ、前回も気になったのに書き忘れたこと。
コルフ島の場面の背景が、ヒットラーが愛し、執務室に
飾っていたベックリーンの『死の島』なのが気になります。
確かにモデルはコルフ島だとも言われているし、そっくりの
風景らしいですが、作者自身は違う場所がモデルと言ってるし、
何もドイツ民族主義者たちが持ち上げた画家の絵を、
あんな場面で使わなくてもいいじゃないかと思うのですが。
コルフ島の絵を使うにしても、構図を変えたり船はやめたり、
彼の絵を想起させないようにはできると思うんだけどなぁ。
09月25日(日)
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