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今日の私
by かずき
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■新選組!第22回「屋根の上の鴨」
鴨はもういいよ・・・と思っているのに
こんなタイトルで、正直なところ期待してなかった。
始まる前にビデオセットしようと思ったら、先週分を
録りミスしてたことにも気づいて盛り下がったし。
でも結構面白かった。やっぱり演出大きいのかなぁ?
ちなみに今週は伊勢田さん、先週は清水一彦さん。
そして今頃気づく。先週分、見返してなかったのね・・・。
今回、明らかに演出に言いたかった文句は2つ。
1つ目は、鴨について大和屋に出て行く総司を
止めようとした後の、近藤への妙に明るいライティング。
近藤を どアップにしただけでも変だったのに、その上、
テカテカと照らされて、近藤は今どこにいるんだろう?
光源は一体 何?だった。
それから、屋根の上の鴨の背景にある真っ黒な空。
セットなのは知ってるけど、何か合成して見せろよー。
延焼でも気にしてあげたのか、なぜか土蔵の中で
家財を燃やすという中途半端な感じがあったって、
ペッタリ真っ黒じゃなく空っぽい映像が背景なら、
少しは「とんでもないことをした」感が出たろうに。
近藤と合った目をそらしちゃう小物っぷりはともかく、
せめて、ちゃちくなく「これは大ごと」感を出してくれ。
良かったのは、新見・又三郎・捨助(笑)。
なんと私、捨助が出てきたとたんに万歳しちゃった。
待ってたよ〜この雰囲気!って感じ。ああ、ホッとする。
捨が相手だと、近藤たちが えらく大人に見えるし、
安心して見ていられる。懐かしい多摩のにおい。
でも見ている私は、政治なんか捨てて もう帰ろうよと
思ってるのに「これは、つねさんから」と渡された服に、
微妙な表情を見せる勇が、ちょっと嫌。もしかして一瞬、
妻と娘を邪魔に思った?だからこその罪悪感な顔?
新見は、スタパが尾を引いてるのかな、気になる。
「あの人が蚊帳の外に置かれるのが嫌いなことぐらい
覚えていただきたい」「芹沢のことは引き受けた」。
うひょー、かっこいい。鴨を呼び捨てちゃう副官ブラボー。
大和屋へ行くのを止めに近藤が出てきた時も、
近藤の後ろから鴨の対応をじっと見ている新見。
こうやってずっと器を測ってきたんだねぇ。
彼は彼なりに試衛館組が気に入っているのかなと
ふと思ったりも。
又三郎は・・・彼がいいというより、おいしかったのかな。
どうしても最後に泣かせに入る三谷さんらしい感じ。
キーワードは、「俺はいつか立派な侍になるんや」と
「彼は、つく(言葉は違ったはず)相手を間違った」かな。
近藤と同じ、立派な侍になるという思いを抱いていても、
形から入ろうとした時点で、間違えた又三郎。その
「どうせつくなら一番偉い人」という考え方自体が、
武士のものではなく、鴨を苛立たせる町人根性なのに。
でも、近藤も、誰に仕えるかの見極めは間違え、
最期は・・・という思いも感じさせた又三郎の死。
ただ、彼が、ポリシーにしたがってとはいえ、
媚まくる うざったいキャラクターだっただけに、
又三郎の死は泣くというより、鴨の方にちょっと共感した。
ただでさえ苛ついているところに、いちいち気に障る男。
嫌な奴の体温で温まった席なんて座りたくないしなぁ。
でも、苛立ちで人を斬る姿にまで共感させられたとは驚き。
1度斬って、ちょっと目を泳がせてから2度目を斬る鴨。
殺陣はいつもと同じことしかできないし つまんないけど、
発作的に斬って、斬っても後味悪いだけの気分は理解。
あと、当然のごとく財布を懐に入れる新見も良かった。
ほかに記憶に残ったのは、相撲興行の話を
八木家の皆さんに伝えている場面で土方&山南の
「斬ってないだろうな」「名簿には名前がなかったです」。
この2人、広沢さんとこから帰る時の鴨に対する
見解といい、結構いい呼吸だと思うんだけどなぁ。
なんで山南さん、あんなことになっちゃうんだろう・・・。
鴨が「腐っても武士。そういう真似はできねえな」
「あいつらの真似だけはするんじゃねえ」とか言った直後、
楽しそうにチラシ配りする左之が映ったのも好きだったな。
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06月06日(日)
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