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今日の私
by かずき
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■『エリザベート』前楽
簡単に思いついたことだけ書こうと思ったら、
なんか、パクさんの事ばかりになってしまったけど、
一応、エリザ前楽の感想です。
あ、ものすごく関係ないけど、F1の佐藤琢磨
な、な、なんと!日本人初の予選2位だそうです!!
レース嫌いじゃない方、日曜23:50〜フジテレビ系で放映。
いや、期待させといて前回みたいに派手にリタイヤ、
なんて可能性もあるけれど、良ければ見てください〜。
『エリザベート』
<W出演>山口・石川・パク・今・川綱治加来
<座席>2階C-38番
本編自体は、感想としては普通。
今期エリザでは初めての2階席から観劇で、
オープニングの大小ルドルフは、同じ棺から
出て来るんだと初めて気がついたり、
執務室で皇帝陛下が座られる机のあるセリが、
開きっぱなしの時間が非常に長い事に気づいたり、
席的な面白みは多かったし、拍手は長かったけど。
でも「楽」という こちらの思い入れの割には普通。
ただ、近くから数回観た後だと改めて、
山口トートは遠くから観るべきものと確信したかも。
体の動きの不自然さよりも存在感や立ち姿の
美しさが際立って届いてきて「死」の威厳がある。
ルドルフの死の場面、あまりに美しくて息を飲んだ。
触れるだけの口づけ。「死は誰にも平等に優しく訪れる」。
パクルドは引き金を引く前に辛そうに顔を歪めるけれど、
その一瞬を越えれば確かな平穏を手に入れたと思えた。
そんな感じで演技には納得してたけど、歌はいまひとつ
不調だったのか、祐一郎さんとしては広がり不足な感じ。
機械的なエコーばかり気になるなーという印象で。
そんな中、やっぱりパクルドが良かった。
前回で すっかり気に入ってしまって、綜馬-パクも
観たいと探したけれど、既にウイークデイマチネのみ、
涙を飲んで諦めたパクルド楽、とても良かった。
台詞は既に「説得する事ができなかた」以外は完璧。
そして、近くで観て細かい表情や演技に惚れたはずが、
遠くの席から表情や小さな演技が見えずに観ていても、
同じ印象が欲しい時に きちんと伝わってくる。
何より男らしいのが好み。
以前は「実年齢のルドルフに近く作っちゃうと、
ママって呼びかけはキツいよね」なんて言ってたけど、
違和感ないのは、自立した男として話しているからか。
明らかに肉親に対する頼み事という柔らかさ・甘さは
あるのに「判断の結果」という理性でもあるという。
「お前が呼べば現れる」とやってきたトートへの
態度にも同じようなものを感じたし・・・、
え〜と、単に私パクルドが好みってだけかな?(^^;
パクさんのお顔は苦手系だけど、パクルドは、
かっこよく見えてます、私。でもそれって、
演技力のおかげってことですよね?
さて、楽感想で肝心らしい、カーテンコール。
パクさんと禅さんが楽日で挨拶あったのですが、
先に話し始めたパクさんに、驚かされました。
「明るい笑顔や楽しい踊りを見せたかったけど、
毎回、美しく死んでいく役だったので、また、
そういう良い役を取れるように頑張ります」と。
もしかしたら母国語じゃないから、ニュアンスが
違うのかもとも思ったんだけど、もっと違う役が
演りたかったんだよーというように聞こえて、
楽日にいきなり何を言い出すんだ?!とビックリ。
今、終わっちゃった役よりも次のステップを!
という点でも「韓国人は上昇志向が強い」という
イメージを思い出させられ、発音が日本人とは
違った事より、そっちで衝撃を受けてました。
もちろん、それまでのルドルフで彼がほぼ
パーフェクトに違和感を感じさせなかったから
こそ、この衝撃が大きかったというのはあるし、
長めの挨拶の最後は「ルドルフという役は難しいし
役作りは限りがないと思うので、まだ始まりだから、
地方の方もよろしくお願いします」と〆たけれど、
(しかもこの辺りは日本語不安そうに振り返って
確認したりしながら話していた)とにかく最初の
言葉が、ものすごくものすごく、ショックでした。
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05月29日(土)
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