ID:69077
今日の私
by かずき
[417870hit]

■『新選組!』19回「通夜の日に」
悪いとまでは言わないけど・・・、中だるんだ感じ。
オープニングクレジット、「久坂の仲間:恵秀」以外
全員分かって、自分に満足しながら見ていたら、
演出が知らない人。これが噂の3人目かと見始めて。

最初の方は良かったんだけどな。
雨が降り始めて、源さんが静かに
「人が亡くなる時は急に天気が変わる」と言って、
試衛館の面々がそれぞれの思いで雨を見上げる。
これを俯瞰でとらえた場面なんて、とてもきれいだった。
全員の表情がしっかり見えて、群像劇らしい撮り方。
「俺たちのせいかな・・・」って近藤さん、そんな訳ないよと
言いたいけど、いろいろ複雑だとは思うよ、いい人だし。

続いての久さんの臨終シーンも、
左之話まとめで、左之が本当にかっこよく見えた。
「お迎えはあかん」とかの真剣な おかしみに、ちょっと
くすりと笑い、切なくなりながら見ていく場面。いい。
ほうきの話は、正直「またかい!」と少し思ったけど、
あまりこだわらず見ている人からしたら、小さな伏線が
今になって生きてきたという感じなのかなと思うし。

でもその後、場面がクルクルと変わり始めてからは、
演出が脚本のテンポについていってない感じ。
1つ1つの場面は面白い気もするけれど、通して見ると
なんとも平坦かつ散漫な印象で、記憶に残ってこない。
いろいろあったことは覚えてるんだけどなー。でも、
どんな関係性でどんな順番だったかは不明。
何となく印象に残ったものから書き散らすけれど。

斉藤、又三郎ごときに役目を押し付けられる辺り、
ワルをやってた時代より本来の人の良さが出てる感じ?
元親分の義理にも逆らえず、でも、先日 一緒になって
相撲で楽しんだ久ばあちゃんの線香も切らしたくないしで
ダッシュで両方こなそうとする生真面目さは好きかも。
必死で帰ってきて、新しい線香が立てられていてホッ。
「もしや近藤さん、知ってて・・・?」の不安な気持ちと、
「近藤さん、あんたホントにいろいろ気配ってくれて、
嬉しいよ!有難う!ついていくよ〜!」気持ちと。
でも、刀を置いていったのはなんでだろ?
持っていった方が、事は早く片付いただろうに。

近藤の株は、久坂の場面でも、結構 上がった。
久坂自身は「関が原以来」なんて言葉に出してしまって、
お前らの大義はどこへ行った?という浅さを見せたけど、
その程度の敵役相手とはいえ、意外に存在感あったし。
鴨は、この場面限定では良かったけど、お梅との場面は
なんか唐突な感じがした。今まで「実はいい人」部分が
目立っていただけに、厭世観についていけてないです。
梅と鴨、もう少し普通の部分も見せてほしいなぁ。

逆に近藤株が下がりまくったのが、左之との場面。
いっつも明るくしてる左之が「俺だって木の股から
湧いて出たわけじゃないよ」(だっけ?)みたいなことを、
つい口にしてしまうような状態で そっぽ見てる近藤。
「俺を慰めにきたんじゃないのかよ」って、左之本人が
突っ込んでたけど、ホントにそれ以外言えない場面。

これは、「近藤は女にゆるくて信頼をなくす」って場面?
それ以外、存在する意味が感じられないんですけど。
もしや永倉たちの建白書も、この路線だとか?(^^;
NHK側は、深雪太夫を「愛人」ではなく「恋人」と書いたり
必死で優香を嫌われ役にしないようにしてるってのに、
これって完全に「優香さえいなけりゃ・・・」場面だよね?
しかも予告から想像する限りでは、お幸=深雪太夫。
多分、2役の妹の方だろうと好意的に見ていたのに、
まさか太夫が、供も連れずに街中ウロウロしてるとは!
あと、町娘姿の時は芸者言葉でなくてもいいんだろうけど、
彼女は大阪弁じゃないの?京都弁でもない、あれは何?

あとは、そうだなぁ、島田魁がイマイチだったな。
ボケないい人には、ちょっと食傷気味。他のキャラが欲しい。
「気は優しくて力持ち」も、左之で十分 間に合ってるし。
しかし、頼まれると断れず道も知らないのに出て行くのは

[5]続きを読む

05月16日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る