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今日の私
by かずき
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■マシュー・ボーンの『くるみ割り人形』
夕刊って、本当に迫害されてるんですね。
いつもの駅で買う暇なく電車に飛び乗ったので、
帰りにどこかのコンビニでも・・・と思ったら、
コンビニなんて、どこも朝刊しか扱ってなくて。
地下鉄や私鉄の売店でも、夕刊は扱ってない。
結局、探し探してJRまで戻る羽目になりました。
まあ それほどの距離じゃないし、探したかいは
ある文章だったから、いいんですけど。
マシュー・ボーンの『くるみ割り人形』
<出演>
クララ:シェルビー・ウィリアムズ
フィルバート/くるみ割り人形:アダム・ガルブレイス
シュガー/プリンセス・シュガー:アンジャリ・メーラ
フリッツ/プリンス・ボンボン:ニール・ペンリントン
マトロン/キャンディ王妃:アナベル・ダリング
ドロス博士/シャーベット王:ダレン・フォースロップ 他
また遅刻しました。正味1時間半の舞台に30分。
諸事情により、席番その他も記載された購入時の控え券で
5分前に入場させてもらうことになっていたのですが、
その控えに書かれていた会場名が「国際フォーラムC」。
自信持って5分前に着いた会場は閉鎖されていて、
「今日は公演はありません」・・・って、何?!
慌てて ぴあのある本屋を探して会場を知り、
ダッシュで山手線で移動したけど、30分遅刻。
ただでさえ分かりにくいダンス公演に遅れちゃったよ・・・。
会場名を書き込んだ主催者さんが謝ってくれたけど、
もとはといえば自分が悪いので、責められないし。
そう、「ダンス公演」。
私「バレエ」だと思っていたのでビックリでした。
駆け込んでみたら、誰もトウシューズも履いてないし、
足首伸ばして踊ってる人も いくらもいない状態で。
しかも、セリフこそないものの状況は分かりやすすぎ。
寮か孤児院といった感じのベッドが並んだところで、
意地悪な寮母さん夫妻を こらしめてる感じの場面。
その前に出てきた お面をかぶった人がきっと、
くるみ割り人形なのよね?という感じの動き。
どうも、私の知ってる『くるみ割り人形』とは
著しく話が違うみたいだと思うけど、でも分かる。
真っ白な世界で踊っていたのは どこ?と思ったけど、
とにかくフワフワきれいに膨らむスカートや、
同じなのに全く揃ってない踊り、それに合わせたように
少しずつ違う衣装に見とれているうちに、1幕終了。
幕間に一応パンフレットで
それまでの話を確認したけど、分かったのと同じ程度。
ダンス系の公演って、やっぱり難しい話は少ないのかな。
2幕も、お菓子の国に移動してくると、それこそ
お菓子箱みたいなピンクに水色、白の縞模様セット。
プリンセス・シュガーに心奪われて去ってしまった
初恋の彼を追いかけてきたクララの前に、個性的な
お菓子たちが現れ、知ってる曲で踊っては去っていく。
悪役であるはずのプリンセス・シュガーが、
明るく色っぽく、とにかくキュートで大人の女性。
見るからに素敵で、出るたび見惚れてしまったし、
キューピッドは、大人なのに、ころころと愛らしい。
話は ちっとも進んでいないようでも とにかく幸せ。
奥の幕がゆっくりと上がっていった時なんて、
見えてきた巨大なウエディングケーキには、思わず
「わあ!」と声を上げてしまいそうになりました。
そこで、飾られた お菓子たちが踊るのも、また幸せ。
もうすっかり、クララの初恋と失恋なんて話はどこへやら、
ただただ、ふわふわ広がるスカートに、カラフルなセットに、
個性的なお菓子の踊りたちに、見とれてしまってました。
孤児院の意地悪な先生たちが演じる王と王妃、その子供である
プリンセス・シュガーとプリンス・ボンボンの世界に惚れまくり。
プリンス・ボンボンも、なんだか憎めない いじめっ子キャラで
『キャンディ・キャンディ』のニールを思い出したりするし、
ピンクとスイーツにあふれて、気分は子供の夢のクリスマス。
だから、最後に夢から覚めると、
プリンセス・シュガーと結婚してしまったはずの彼が、
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04月14日(水)
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