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今日の私
by かずき
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■『エリザベート』ソワレ(内野・禅)
再び『エリザベート』(内野・禅・浦井・今・塩野)。
今期もう何回目だろうと数えてみたら7回目。
私この作品そんなに好きじゃないはずなのに。
でも、ここ2週間ほど、寝ても覚めても一日中
頭の中に流れる曲が♪ミルクというのは事実。
朝起きると「ミルクはどこに行った〜?!」って。
飛び起きて、一緒に踊らなくちゃいけない気がする。
運が悪いと「皇帝は見過ごすのか皇后の裏切り!」
と共にシェネラーの姿が瞼の裏に浮かんでしまうので、
せめて、♪ミルクで起きたいところなのですが。

そして、写真が36pも加わった結果130pを超えた
パンフレットを手に入れて しみじみ眺めた末、
♪ミルク のセンターで踊るルキーニを写メして
携帯待ち受けにしたというのも事実。
キャスト紹介も前回公演写真も、別にどうとも
思わないのに、今回公演の写真にはどれもこれも
ドキドキして、見ていて落ち着かない。煽動されてる。
おかしい。こんなはずじゃなかったのに。
今回のルキーニ、好きじゃないのに大ハマり。
あ、でも、今回の舞台写真はどれもいいです。
¥2,000は高いけど、本当に見ごたえあり。

でも高嶋ルキーニは、すばらしい安定感のため、
毎回何かを書こうという気にならないのも事実で。
今回 書きたいことといえば、禅フランツでしょう。
すっごいすばらしかったのに。すばらしかったのに。
ひたすら感動して観ていたのに最後で大こけ。

今回フランツは本当にどちらも大好きで、
バランスよく観ているので、禅フランツは4回目。
ご自分で宣言されたとおり、どんどん成長していて、
ファンとして久しぶりなほど幸せな気分でした。
今日も、演技も声音も見事に年老いていきながら、
エリザベートを愛し続ける皇帝を本当に好演。
初期には、愛情は感じるけど仕事してなさそう・・・
だったのが、きちんと皇帝であるが故の苦悩も。
禅フランツの♪私だけに(三重唱)で初めて泣きながら、
今日に限って言えば私的に綜馬さんを超えたかも?!と、
思ったりしていたのですが。

最後の最後♪悪夢 で禅さん超お得意のtoo much(泣)
血の気と気分と涙が引いていく音が、本当に聞こえた。
♪我が妻〜だ〜!!と歌われて「ああ、はいはい」気分。
いつもの「石川禅の熱〜い演技」に戻ってました。
今期初エリザの友人には「だってあれが石川禅じゃない」
と言われてしまい、普段は本当にもっと抑えた演技で
こちらが泣けるんだと力説しても聞いてもらえず涙。
今期ずっと良かっただけに、本当に悔しい、悔しい。

しかし、今日も良かった高嶋ルキーニは、いつも通り
高値安定だけに、語ることがないのが本当に悲しい。
そう言えば1つ。何回も通って非常に実感したのが、
「客に語りかけるようにしている」という演技の
プランが、見事に実践されているなということ。
そんな訳は絶対にないのに、R列で観ていても、
こちらを見られているような、目が合った気がする。
E列端でもC列サブセンターでもR列センターでも。

まだ2階で観たことはないけれど、そちらに視線を
向けているのを感じることもあるし多分同じだろうと思う。
きっと、再演時よりもはるかに、語り手としての姿を
強く感じるのは、演出の変更だけではなく彼の演技力。
2幕頭で拍手を煽るのだけは、あまり好きでないけれど、
今回のルキーニ、本当にすごい。観るたび実感しています。

最後に一言ずつ思ったことを追加。
・♪闇が広がる、内野トートは朴ルドとの方が好き。
 ハーモニーに広がりが出て、音の快感がある。
 朴ルド&山口トートは未見だけれど、山口トートは
 声質が硬く聞こえる浦井ルドとの方が良さそうな印象。
・いいかげん慣れたつもりの電飾だけど、やっぱり、
 シシィが木から落ちる場面だけは何とかしてほしい。
 彼女のお腹から退場するのだけでも変えられない?
・もう一つ慣れられないのは、リヒテンシュタイン。
 どうしても、仕草や話し方に品がないのが気になる。
・塩野ルドルフは、一番、いかにも皇子然とした印象。

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04月08日(木)
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