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今日の私
by かずき
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■『僕と彼女と彼女の生きる道』最終回
10時5分前に目覚ましをかけて、
トイレを済ませて飲み物を用意して開始を待つ。
ここまでしたドラマって『新選組!』初回以来かも。
「初回くらい見てみるかぁ」で見始めたはずなのに
こんなになるとは誰が思ったか。不思議だなぁ。
で、内容感想。
まあ、こんなもんかな。
結局は徹朗(草K)主体の話だったんだなと、
最終回で今更ながらに確認された気分。
問題は彼の幸せで、他のキャラクターを描くことは
それほど重視してなかったんだなぁと実感したり。
「僕」の生きる道はともかく、他の人は簡単に済。
製作側の中では前回までで話は終わっていたようで、
もうちょっと描いてほしいなと思った人々について
特に新しいことは描かれず、エピローグ的最終回。
ゆら(小雪)も、徹朗の前では、物分かりのいい
包容力のある女性であり続け、恋人未満で終わった。
凛(美山加恋)に「いつまでも凛の先生でいてくれる?」
なんて聞かれたら、母の座に収まりたいのなんて
言い出しにくいし、仕方ないのかもしれないけれど。
半年後、凛ちゃんからの手紙の中に、
男の子の話題なんかが出てくるようになってから、
「お父さんの好きな人も来るかも」という表現で
ゆらと徹朗が男女としてつきあうかもしれないという含みを、
凛に納得させたのは、徹朗の態度としては良かったけれど、
「徹朗の理解者」状態のまま半年間放置されて、
そこからまた始める ゆらは、何を思っていたのかな?
呼ばれて「また会える」と喜んで来ちゃうのは、
かわいいけど、都合のいいように使われている気も。
そのエンディング、 ゆらと3人なのは構わないけど、
他に、可奈子(りょう)との関係も描いてほしかった。
前半の「凛は可奈子の事が大好きだ。可奈子も凛を
愛してるんだろ?」と「俺が凛を愛していることを
伝え続けて欲しい」で、顔くしゃくしゃに泣いただけ。
それ以外は、特に何の描写のないまま終わり。
その後、徹朗とは徹底して会っていないように見える。
店の前まで凛を送ってきておきながら、帰る可奈子。
引っ越す日も、ホームでは凛ちゃんと徹朗の別れが
感動的だったけど、可奈子は新幹線の中で待ってる。
本当に徹朗が変わったことを認めたというのなら、
友人関係となりそうな気がするんだけど違うの?
一度つきあって別れた男って、話しやすいと思うのに。
大体、「凛の父親でいさせてくれ」って、
文通なり何なりで気持ちを通じさせるのは
現時点では すごく大切なことだろうと思うけれど、
将来的に可奈子が再婚した場合は話が難しいよ?
その時点でも、徹朗が凛に執着したらどうするのよ。
ちゃんと話を続けることが必要だと思うんだけどなぁ。
父親、元義母、元妻、今度つきあうかもしれない人、
全員が集まって食事しろとまで言う気はないけれど、
せっかくの絆を断ち切らなくてもと思うんだけれど。
それらの不満に対して、周りは魅力的に終わったかも。
徹朗の勤め先のレストランのコックさん、良かったな〜。
本当にわずかな登場時間なんだけど、徹朗に対する
感情が変わっていくのがよく分かったし、笑顔が嬉しい。
徹朗パパの義朗も、ちゃんと変化を見せたキャラ。
徹朗が何かするたびに叱りつけていた彼が、
「不服申立はしない」と言われ「お前の決めた事だから」。
そして、ベルボーイとして第二の人生を歩み始める。
徹朗の元同僚、宮林(東幹久)も、出世争いに身を置く
人生を選びながらも、同じ道を進んで敗れ自殺未遂を
起こした井上部長(小日向文世)に乾杯できるようになる。
この辺の人々が、すごくいい感じでまとまっていたから、
メインの人々は・・・、まあ、いいかな。どうしても
文句があるというような最終回ではなかった。
徹朗と凛ちゃんの幸せを考えたら、この時点では
最良のエンディングで、良かったんじゃないかと思います。
03月23日(火)
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