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今日の私
by かずき
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■改訂版『エリザベート』初日感想
久々に舞台通いを始めたら、
それだけで疲れ果ててしまって感想が書けない(^^;
後から見返したい自分のためにも頑張って、
なるべくサクサク書こうと思ってはいますが。
とりあえず短めに。(と書く前の今は思っている)

<Wキャスト>
  内野聖陽、鈴木綜馬、浦井健治、
  今拓哉、塩野魁土(子ルドルフ)

大体3時間。短くなったのかな?
ちびルド君と皇太后様に歌が増えたりして、
周りの人々も描き、分かりやすくなった感じ。
皇太后様の死でも彼女に共感して泣けそうだし。
どうしてもエリザベート=わがまま女という
イメージが強くて感情移入できない私にとっては、
この作品を観るに当たって有り難い方向かも。
(なら観るな、という突っ込みは自分だけで十分)

でも周りを描き込んだ分、エリザベートの
内面の変化が削られてたような気がするのは残念。
好きじゃなくても頭で理解できなくはなかったのに、
今回、なんだか感情の流れが唐突だったのは、
今日が初日だったからとか、♪夢とうつつの狭間に
が、カットされたせいだけじゃないような気がする。

大々好きなフランツ陛下も、ちょっと単調気味。
綜馬さんは、今日の舞台で唯一といっていいほど、
初日である影響を全く受けずに素晴らしかったから、
多分、陛下の人間味が削られて分かりやすいキャラに
なってしまっているのは確かなんだと思う。

シシイとの出会いで、海を見に行こうとか歌う辺り、
絶対に実現しない夢であっても語ってみてしまう、
彼にも存在していた若さが好きだったのに、カット。
追加された、皇太后に妻の側に立つと宣言する場面は、
皇帝として政務に不利益な方を切り捨てたように見える。
どうも冷たい人化したようで、エリザベートを愛して
いたのも、もしかして最初の方だけ?と疑っちゃうくらい。
この夫婦に関しては、今回、共感度↓だと思う。
それでも♪夜のボートの2人の雰囲気は好きですが。

演出はねぇ・・・。
回る鹿→巨大点描鹿、ブランコ→巨大化一路さん。
『Pure Love』見た人には分かる、ドットの粗い電飾、
あれで背景をすませてしまう場面が多すぎ。
普段あまりネタ的な意味で笑ったりしない私ですが、
巨大化して手を振る一路さんの姿には、どうしても
耐え切れず失笑。あれだけでも、やーめーろーーー。
昔懐かし巨大な羽根付きゴンドラで登場する
トート閣下も、笑いをこらえるのに苦労しました。

トートといえば、衣装も随分変わっているのですが、
祐一郎さんに恐ろしく似合っていた(と私は思う)
大司教の金の衣装と帽子が赤黒に変わって残念。
結婚式なりヒットラーなり さまざまな場面で、
正面から捉えず斜めに舞台を使うことが増えたのは、
人物の造型が単純化した分を補ってるのかもだけど、
具象化をやめて、赤+黒やオレンジ+青緑といった、
目の痛くなるような衣装やライトで雰囲気を出すという
今回の演出の特徴は、個人的には好きじゃないなぁ。
バートイシュルでのド水色のシシイのドレスも、
意図は分からないではないけど、なんか悪趣味だし。

ソロの演出も随分変わっているけれど、
♪私だけに の印象的な大扉がなくなったのは残念。
後から「扉は開かれなかったしね」と言われて、
そういう意味合いもあるのなら仕方ないと思ったけど、
ただ「布団を踏んで歩いちゃいけません!」と
しつけられて育った身には、大した意味もなく
ベッドの上に立つのは すごく抵抗あるんですけど。
いや私も、高い所のものを取る時とかのぼるけどさ・・。

ダンスに関しては良し悪しは分からないけれど、
新しい振付の部分の踊りは、とにかく邪魔。
緩急がないというか、ずーっと動きっぱなしだし。
ミュージカルの中の踊りというより、踊りを見せる
ための踊りという感じで、自己主張が強すぎる。
ただ、マイヤーリンクでのルドルフを交えた踊りは
その場面の主人公が踊りに参加していただけに、
そこまで邪魔とは思わなかった。まあ、この作品自体

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03月06日(土)
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