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今日の私
by かずき
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■『新選組!』第5回
楽しかった。
もしかすると今まで見た中で一番かも。
江戸編登場人物たちの説明はほぼ終わって、
それぞれの人たちが使いやすくなってきたのもあるだろうし、
ほとんど試衛館から出ることなくドラマが進んでいく、
三谷さんお得意パターンの回だったせいもあるだろうけど、
ドタバタした笑いと49話の中での流れの配分がすごく巧い。
周りの説明に紛れてイマイチ固まらなかった勇の、
今後に続いていくであろう姿が見えたのも、嬉しかった。
斎藤を匿うと決めた時の態度には惚れたね。
勇「そうだとしても、俺はあいつを助けたい」
歳「なぜだ」
勇「俺を頼ってきたからだ。侍とは、そうしたものだ」
そのキッパリとした勇の態度に義母は気おされ、
山南は「私にとって大事なのは、追い詰められた
この人が あなたを頼ったという事です」として、
今後この男についていこうという姿勢を固め、
土方も(意図は違っても)勇の貫こうとする態度に
手助けしようとする。う~ん、後の新選組基盤じゃん!
でも非常に個人的には、せっかく音五郎兄さんが
身代わりを引き受けてくれ、問題はあるにせよ、
「勇と楽しい仲間たち」なりに片をつけられそうに
なったところで、桂に出てきて欲しくなかったかな。
こういう人がいなくて、勇の理想論だけで回っていくから
新選組の最期がああなるんだってのは分かるんだけど、
今ぐらいは、身内と理想論で何とかなってほしかった気も。
この時の音五郎兄さんの
「埃だらけ」って話の使われ方は、すごく三谷的かも。
捨助が みつさんに肘鉄を食らわされるためだけに
出てきたのも三谷的。でも、こういうふうに現れても
おかしくないキャラが先に立ってるから、ここで使える。
この沢口靖子の肘鉄は、めちゃくちゃタイミングが良くって、
「みつ」という役柄が初めて面白く思えた瞬間だったなぁ。
オダジョー@斎藤も、初回を見た時にはテレビに向かって、
思わずヘタくそ!と言ってしまいたくなったし、
前回もニヒルぶってるだけで、どうよ?だったけど、
今回の「友達いないんです、助けてください」って、
捨てられた犬みたいな感じは良かったかも。
考えてみたら、勇より10歳年下なんだもんなぁ・・、
と思えたし、新選組最後までついてきてくれるのは、
あの時の恩義を忘れぬ忠犬って感じなのかな?なんて。
それと、今回最大に笑った場面はここ。
一「・・・おめでとうございます」
勇「それは いいから」
斎藤ってば、必死で切羽詰まって逃げてる時だってのに、
祝言の最中なんだと言われて思わず反射的に、
「おめでとうございます」って言っちゃう素直さが(^^;
確かに、こんなのが芯から悪い奴であるわけないよな。
今回いきなり、斎藤一、かわいく見えてきたよ。
慎吾@勇、良くなってきたとはいえ、
みつさんとの長台詞は まだちょっと辛かった。
まあ、この場面は、本当に初期に撮ったところだから、
それを知ってるファンとしては許せなくもない。
それに、つねさんに対しての長台詞は雰囲気出てたし、
鴨に対した時も、意外に迫力負けしてなかったから、
それでも徐々に良くなってきてるんだなと思うと、
長年見守ってきたスマファンとしては嬉しいね。
ちょっとファンモードに脱線。
もう一つ、全体の流れの中で嬉しかったのは、
源さんがしっかり描かれていたことかも。
斎藤を手刀で捕らえた場面、ちゃんとかっこよかった。
試衛館の兄弟子であり強いんだということを、
結構インパクトつけて伝えられたんじゃないかな?
動きがきれいだということは、こんなに違うんだなと、
慎吾の殺陣との違いでちょっと悲しくなったり。
そのうち、慎吾も強く見えるようになるのかなぁ?
そういえば、土方さんは今回、
「大〆めで」が、笑って欲しい台詞だったと思うんだけど、
なんかイマイチ笑えなかった。決めの魅力が足りず。
だんだん存在感が薄れてるように感じるのが気になるところ。
あと、表に出られる立場でもないし、出るのも嫌いだしで、
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02月08日(日)
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